How to walk around, in Savannakhet - ラオス第2の街、サワンナケートの歩き方(サワンナケートで宿探し、街歩き)


(街の中心部に掲げられている地図(真ん中下方に穴が…)、右が北、上(西)がメコン川です。下から2本目の左右(南北)の通りがSisavanvong(シーサヴァンウォン)通り、その1つ上がRatsavongseuk(ラトサウォンスック)通り、一番上の通りがThe He(ターヘ)通りです)

 順調すぎる移動で、10日午前中にラオス、サワンナケート(以下「サワン」)入りが出来ました。さすがに午前中から宿にチェックインするのもどうかと思い、宿の目星をつけつつ、街歩きをします。

 
 (ラオスの入国手続きが済み、再びバスでサワンの街に向かいます)
 
 (およそ10分ほど、長閑な景色が流れます)
 
 (地図のSisavanvong(シーサヴァンウォン)通りの右隅、町の北のバスターミナルに到着です)

 サワンの街は中心部(といえるような商店街)は1km四方ぐらいの小さな区域です。広くみても、その中心からバスターミナルまでの半径1kmぐらいの距離(中心部の縦横2倍くらいのサイズ(地図の範囲ぐらい))が「何かがあるだろう」といえる区域です。以下、1円あたり凡そ100kipとみてください。

[歩き方1]Sisavanvong(シーサヴァンウォン)通り…メインストリートの1本東側(メコン川と反対側)

 サワンを広くみた場合、バスターミナルが北の隅なら、ちょうどバスターミナルを北の突き当りとする南北に伸びるSisavanvong(シーサヴァンウォン)通りの南の隅までの2kmが街の南北を定める範囲でしょうか。この通りにはベトナム領事館やゲストハウスがあります。

 
 (サワンの東を南北に走るSisavanvong(シーサヴァンウォン)通り)
 
 (会社が何気に点在します)
 
 (これも会社?です)
 
 (ベトナム領事館はこの通りのど真ん中西側にドンと構えています)
 
 (北の始点であるバスターミナルから、同通りの南の隅まできました。まさに終点という風景です)

[歩き方2]Ratsavongseuk(ラトサウォンスック)通り…メインストリート

 メインの通りは南北に伸びるSisavanvong(シーサヴァンウォン)通りの1本メコン川寄り、およそ300mほど西に南北に伸びるRatsavongseuk(ラトサウォンスック)通りです。この通りで南北1.5kmぐらいですが、こちらは人通りも多く、真ん中あたりにはお店も屋台も多く出ています。

 
 (メインのRatsavongseuk(ラトサウォンスック)通り)
 
 (真ん中よりやや北あたり、上の地図が掲示されている場所です。屋台もたくさん出ています)
 
 (その地図の掲示場所から1本南の通りを西に入ってすぐ、おしゃれなカフェCafe Chez Boune があります)
 
 (外観もユニークです。まずはここでBeer Laoを)
 
 (値段ははっきり言ってこの街では高め(肉料理などで10万〜15万kip、1000円〜1500円)ですが、それに見合った味、サービスと雰囲気があります。チェックの際、kip表示意外に、ドルもバーツも記載してくれます。私は最初の食事として利用しました)
 
 (南北の真ん中あたりにセブンイレブンのバッタモンがあります。2012年9月現在ではサワンにいわゆる大手コンビニは存在していません。そんなサワンのお店では一番コンビニっぽいお店です。意識をしているのでしょう)
 
 (その隣がレストランセブンです。ここは5万kipもあれば食事ができます。私は何度か利用しました)
 
 (49000kipのラオス料理のセットはもち米が苦手でなければお勧めです。店員は隣のコンビニもどきから飲み物を取り出します。Beer Laoのキャンペーンガールがいる時も)
 
 (この通りの南よりの西側にもこの街ではおしゃれといえる"cafe anakot"があります)
 
 (こじんまりとして入りやすい雰囲気です)
 
 (上2つのカフェの真ん中あたり東側にゲストハウスの看板があります。私はいくつかホテルを含め見て回りましたが、綺麗さや設備などからこのゲストハウスを選びました。ちなみに看板はこの通りに出ていますが、明らかにSisavanvong(シーサヴァンウォン)通り寄りにあります)

 2012年9月現在、ガイドブックなどにはこの通りの真ん中よりやや北あたりの交差点に「のみ」銀行の目印が書かれています。もちろんそこには2〜3軒の銀行が集中していますが、この場所以外にも街の方々に銀行は点在します。さすが商工業都市です。

[歩き方3]Ratsavongseuk(ラトサウォンスック)通り以西からメコン川にかけて…観光スポットが多い

 サワンで3つめの大通りといえば一番西にあるThe He(ターヘ)通りなのですが、この通りはメコン川に沿った通りです。Ratsavongseuk(ラトサウォンスック)通りとThe He(ターヘ)通りの間に観光スポットが存在します。

 なおこの地区は野良犬がとにかく多いので、前方で吠えられたら数匹が寄ってくる前に道を変えます。基本、ラオス人はいい人が多い(と私は感じた)ので、困っていると追い払うのを助けてくれたりします(もちろん人によります)。

 
 (メコン川ではゆっくりとした時間が流れます。って川の流れが穏やかなだけか)
 
 (ワット・サイアムクンです。日暮れ時になるとこの前で多くの人が宝くじのようなものを売るテーブルを出します)
 
 (ワット・サイニャブーンです)
 
 (ワット・サイニャブーンでは仏像がたくさん作られています)
 
 (聖テレサ教会です)
 
 (中も綺麗です)
 
 (聖テレサ教会をメコン川方向に歩くとDao Savanhというフレンチのお店があります)
 
 (さらにメコン川方向にはタイ料理のお店もあります)

[その他の見どころ]

 さすが商工業都市サワンです。市場はとても大きいです。バスターミナルを西(上の地図では右隅の真ん中の印)に行く道を進むと200mほどで右手にあります。

 
 この市場が2012年9月現在、どのガイドブックにも紹介されていないので、不思議な感じがします。仕事柄、私が市場に興味をもっているだけかもしれませんが…。

 
 (バスターミナルのまわりが市の中心部とは別に結構発展しています)
 
 (Talat(タラート:市場)を発見!私のテンションが急激に高まります) 
 
 (市場の風景1)
 
 (市場の風景2)
 
 (市場の風景3)

[宿泊について]

 宿泊についてはいろいろと見て回った結果、古すぎず、しかもリーズナブルさと設備の充実を考慮の上、Leena Guest Houseの一番高い部屋9万kip(900円)/1泊のものにしました。

 いわゆるホテルを考えていたのですが、あまりにも古いので、それならばGuest Houseでそこそこ新しそうな清潔なところをということを考慮しました。同Guest Houseはいくつかの棟があり、私の選択した部屋は改装されたばかりなのか部屋も廊下も新しめで、ホットシャワー、テレビ、エアコン、扇風機、Free Wifiが揃っていました。

 サワンでは3万kipあたりから宿はありますが、これだけの設備と清潔さを兼ね備えた部屋で9万kipなら価値があったと思います。場所が少々難点かもしれません。レトロな雰囲気がいいならメコン川沿いのメコンホテルという選択肢もあるでしょうが、私は外観がレトロ過ぎて避けました(というか too old to...)。もちろんこれらの宿の倍の価格も出せば「いわゆる(ちゃんとした?)」ホテルもあります。

 
 (大通りから看板の道Chaokim(チャオキム)通りを入ります)
 
 (もうひとつ看板があり、さらに小道を入ります)
 
 (フレンドリーな建物です)
 
 (いくつか棟があります。繁盛している感じです)

ラオスの通貨と物価について]

 2012年9月現在1円あたり凡そ100kipです。0を2つとればいいので計算が楽です。両替は街中のお店でもやってくれますし(バーツやドルから)、バーツやドルで支払うことも可能なお店がありますが、銀行で行うのが一番レートが良いです。銀行でなら円からkipの両替が可能なところがあります。

 基本的に物価はタイと同じかやや安め、ものによって上下がある程度だと思います。食事は屋台や個人宅みたいなお店では、フォーを1万〜1万5千kipで食べることができます。水やジュースは3千kip〜。

 
 (ゲストハウス近く、私が食べた個人宅のようなお店、こういう屋台のような家の軒先のようなお店が多い)
 
 (そこでフォーを注文、英語が通じないときのやり方、それは英語がわかるその店にいる客を探すこと(笑)、フォーを食べるなら麺と肉の種類が言えればいいだけなんですけどね)

 フォーでいろいろトッピングをして1万5千kip、さきほど上で記載した外国人向けのお店で贅沢をした食事でも高々15万kipと、少し嬉しくなるような価格です。

[最後に]

 サワンナケートを歩いて見て回ると様々な発見があります。特に私は仕事柄、産業に興味があるのですが、ここには書かなかった染色産業や企業特性、また商業集積、商品の流通経路などは、興味深かったです。
 ガイドブックもいいのですが、持ち歩くのが重いので今回は荷物から外しました(事前に日本で読む分にはもちろん重宝します)。
 するとなんと自由に動き回れることでしょう。新たな発見、どうしても地元の人に問わねばならない不便なような自由(笑)。
 ただし地図はコピーしておいたほうがいいです。これがないとそもそも全く無からの放浪になってしまいます。コピーした地図に、自分なりの発見を書き込んでいくのもまた楽しいものです。私の場合、田舎町歩きに慣れてきたせいか、サワンナケート程度の規模の街であれば、2日あれば基本的な情報の把握ができるようになりました。
 もっと滞在時間があれば、野良犬の縄張りマップ(更新は結構必要ですが)を作ろうかなどとも…。意外に受けるんじゃないかなんて思いました(そんなことないか、私ならタイ、ラオスあたりなら、あれば訪問毎に買いますが…)。
 なぜか私は昨晩、特によく吠えられました…。もしかしてあのフォー、やたら固い肉が多かったのですが、もしかして超鍛えられた筋肉質の彼らの肉?それを食べたせい…?ちゃんとBeefと言ったのだけど、もしかして通訳してくれたおっちゃん…(笑)

How to shop and eat in Savanakhet - サワンナケートでの食事と買い物