It's worth paying money for its experience. - コトづくりの意味の変化から
(シルバニアは、モノづくりも凝っているのですが、結構な値段ですね(^^;;))
「コトづくり」という言葉は、「モノづくり」を語る際に、ずいぶんよく耳にするようになりました。この言葉、もとは組織論や経営管理の観点から、目標に向かって団結して取り組むという意味でした。しかしいつの間にか広義に解釈され、ここ数年ではむしろ当初の意味より、ストーリーなどの付加価値が込められたモノづくりというように解釈されています。経営学用語も、日々、変化しますね。
「いちご狩り」では、その場で食べ放題であっても、おそらく一定の時間内に頑張って食べることが可能な分をスーパーで購入するほうが安価でしょう。「それだけ支払うなら、スーパーで買うよ。」と考えてしまう人もいるかもしれません。しかし比較すること自体がフェアーではありませんね。家族でいちご狩りに行き、良い思い出を作る経験は、スーパーでは得られないわけです。
ハーゲンダッツのアイスクリームは1つ300円弱と、一般的に高いとされます(※)。しかし、そこいらのジェラート屋に行くと、1つ300円は超えます。でも高いと感じません。私は最近の休みは、時間を取ることができれば3歳の娘を連れてジェラート屋に行きます。ここのところ毎週ですね。でも娘が喜び、パパとデートしてくれるなら、安すぎます(笑)。いつまで一緒にお出かけをしてくれるか、恐々ですが…。
外国人の爆買いは終息したものの、関心は「モノ」から「体験」に移っているという、昨日のロイターの記事がありました。円高の影響はあるとはいえ、爆買いは一時の現象であることは想定内でしたが、良い製品に代わるサービスを生み出すことが、今後のインバウンド戦略の鍵になりそうです。
さて、ブログでもちょくちょく報告していますが、わが家には私の思いもあり(私の思いが強く?)、シルバニアファミリーのセットがあります。家、車、医院にウサ公一家4人(匹)などです。
先日、娘がポロっと「うさのおうち、お友達、来てくれないの・・・」と言いました。うさ公一家4人(匹)と、家と医院だけでは、ストーリーは成り立たないらしい。「ストーリーが生まれなければ、効果はダダ下がりだ。よし、くまさん一家にくま赤ちゃんの6人(匹)追加で計10人(匹)でどうだ!」ということで、助っ人のくま達を投入です。
(今日は七夕です。幼稚園で作っていたぐらい真剣な願いだったようで、かなえてやれて良かったです。右はしろたんフレンドパーク、しろたんもモノから体験にうつってきた!?)
モノづくりもそうですが、日々の日常も、ただモノがあるだけではダメなんですね。そこにソフトを組み合わせ、どう価値を高めていくかが大切なようです。
(※)念のためですが、良いものを作ることは素晴らしいわけで、多くの世界の先端技術製品のみならず、ハーゲンダッツやゴディバもそのものが価格相応またはそれ以上の価値があると考えています。
(7月のしろたんはハワイだそうです)