Laos, the most wonderful country in the world, but unexpectedly near Japan - バンコクからムクダーハーンへ、ムクダーハーンからサワンナケートへ


メコン川を眺めながら、の〜んびりと。ゆっくりとした時間が流れます)

 某航空会社が先日、「バンコク−ムクダーハーン線就航」という宣伝をしていたので、「これは好都合!」とばかり、そっち経由でサワンナケートへ向かいます。何が好都合かというと、実は東西経済回廊はミャンマーのモーラミャインを出発しミャワディを通り、タイのメーソートへ、そしてムクダーハーンからラオスのこのサワンナケートに入り、ベトナムのダナンが終点となっています(^−^)。陸路の道路状態、トラックの通過量・種類、国境通過時間、物資輸送の往復の通行量差などを確認しておくことは結構役に立ちます(と、どうしても研究に関係する目線で見てしまいます…)。いつかは経済回廊を走破したいなぁとも思っています^^

 「ムクダハーンの空港から市内までどのくらいかな?」とググルマップりますが、空港なんて存在しない。「おかしいな?」と航空券を見ると、「なるほどね!」と納得。Bangkok - Sakon Nakohn 区間は飛行機、Sakon Nakohn - Mukdahan 区間は"Air Conditioned Coach!?"、「航空券なのに陸路輸送やん!(笑)」と突っ込み。ちなみにこのムクダーハーンへはサコンナコン経由以外にもナコンパノム経由もあります。

 さてタイトルの前半、「世界一不思議な国」とは、共産圏報道(特に旧ソ連報道)の第一人者であった、ニューヨーク・タイムズ紙の故Harrison Evans Salisbury氏がラオスのことを述べています。その社会主義国ラオスの第2の都市サワンナケートにいます。着いた瞬間、「本当​に第2の都市?」と勘繰ったのですが、そこは人口が高々600万人超の国ですから、このようなものかも知れません。そしてよく見ると工場や会社はそれなりに点在している商工業都市です。

 ドンムアン空港で一夜を明かしたことで、どうにか乗り遅れをせずに朝5時前にチェックイン、まずはサコンナコンに移動します。

 
 (空港近くの上空よりサコンナコンを撮影、緑豊かな場所です)
 
 (タイの地方空港の規格どおりの外観です^^)
 
 サコンナコンの空港でちゃんとCoachに乗れるかなと心配していると、空港内にわかりやすいMeeting Pointが設置されています。

 
 (心配は不要でした。わかりやすい目印です)

 Coachでの移動は2名のみ、英語を全く理解しない運転手さんに連れられ、ムクダーハーンに向かいます。幸い同乗した大学生っぽい若いお兄さんが英語を話せたことから、申し訳ないけども私からお兄さんに英語で伝え、そしてお兄さんから運転手さんにタイ語で、およびその逆という形で通訳をお願いしました^^;。

 ちなみに飛行機、陸路ともにそれぞれ1.5時間、乗換接続を含め3時間ちょっとでムクダーハーンに着きます。ラオスとの国境ブリッジで降ろしてもらいました。

 
 (ラオスとの第2友好橋、こちらは歩いて渡ることはできませんので、国際バスを利用します)

 さて「ムクダーハーン - サワンナケート間の国際バスは確かムクダーハーンの街からでていたはずだから、ここから乗るのは無理かな?」と思っていると、チケットオフィスを発見、チケットを買い、どのバスに乗ればいいか売り場の方に確認します。「街からのバスが通過するから、それに乗れ」とのことです^^ちなみにバス代は50バーツでした。

 
 (チケット売り場は国境ゲートに向かって左手にあります)
 
 (バスは結構あります)
 
 (バスはカジノ行き用のツアーのものと国際バスがあり、チケットを見せて、間違えないようにします…)
 
 (バスが到着してからでもいいのですが、心配性な私は置いて行かれないように、先に出国手続きを済ませておきます)

 チケットを運転手に渡し、バスに乗り込みます。ゲート通過、橋を渡ります。一瞬で橋を渡り、ラオス側で入国手続きのため、一旦降ります。事前の噂では、必ずと言っていいほど40バーツの賄賂請求があるとのことでしたが、私は手提げカバン一つで移動していたため、こいつは金を持っていないと踏まれたのか、何の要求もなし…。あっさり入国スタンプをもらい、再びバスに乗ります。

 
 (バスの中から撮影、いま国境橋を渡っています)
 
 (メコン川です。雄大な自然の恵みをもたらすメコン川
 
 (ラオス側の入国審査です)
 
 (あっさりスタンプが押されました)

 この国際バスで不思議なのが、出国審査、入国審査それぞれで人を降ろしたあとの人数が減ったり増えたり…。増えた例は私なのですが…、しかし減るってどういうことだろう、と思っていると、国境さえ渡れればOKと、そこでバスを降りる人もいるようです。

 このあとバスはサワンナケートの街の北のはずれ500mほどの場所にあるバスターミナルで人々を降ろします。

 
 (サワンナケートのバスターミナル)
 
 このようにサワンナケートへは、陸路で国境通過をしても、今や日本からタイ経由で十数時間で到着します(もちろん第3国経由で、サワンナケートへ国際線飛行機を使っても早く着きます)。Unexpectedly near from Japan です。

 昨日の午前中に無事にサワンナケート入りし、宿も順調に見つかりました。

 
 (サワンナケートのお寺です)
 
 (サワンナケートは実は商工業都市です、至る所に企業も存在します)