The words would do if it wasn't said by him. ‐ その前に言うことがあるだろう


(品川のプリンスホテルに併設されているショッピングモールの中のマザーガーデン)

 どのような正論かっこいい言葉素晴らしいウンチクも、その発言者の過去の行動を考えれば、シラけることがあります。これが個人の付き合いのレベルであれば、私は「ほほぅ、お主が言うか」と心の中で思いつつ、何食わぬ顔でやり過ごします。しかしさすがに以下のことは黙っていられません。

 "The president believes and I believe that those who use chemical weapons against defenceless men, women, and children should and must be held accountable,"とは、アメリカのバイデン副大統領の言葉です。(引用元→こちら(アルジャジーラサイト(英文))

 「大統領は確信する。そしておいらも。無抵抗な男性、そして女性や子どもに対し、化学兵器を使った者は、責任を負うべきで、そうあらねばならない」ということです。あの軽率な国連総長でさえも、これぐらいのことを言えば私は黙って頷きます。またその言葉がアメリカの1市民の口からであるなら納得します。しかし米国を代表する1人の副大統領からとなれば話は別です。

 原子爆弾というこの世で最も残虐なレベルの兵器で、無抵抗な人々を20万人も一瞬にして殺戮したのはどの国だったか、原子爆弾を実戦で使用した世界で唯一の国が述べる言葉でしょうか?その反省と謝罪なくして、よくまぁ飄々と上記の言葉を口にできるなと呆れます。私がどうも朝方から頭痛がするのはこのことが原因かなと思っています。

 「原子爆弾化学兵器ではないのでは?」という人がいるかもしれません。そもそも同じ大量破壊兵器の中では遥かに化学兵器以上のものですが…。それは置いておきましょう。それでは別のまさに化学兵器の事例で…。アメリカは化学兵器を使っていますよ。しかもごく最近、そう、ベトナム戦争です。

 (ベトナム人が森林に隠れられないように、また現地民の食料の枯渇を狙い)アメリカは枯葉剤を大量に空中撒布しています。空中散布ですから、対象はまさに無差別です。穀物が育たない土壌にするだけでも人間の行動ではありません。

 しかしそれだけではありません。使用された枯葉剤の多くは、高濃度のダイオキシンを含む「エージェント・オレンジ」です。ダイオキシンは言うまでもなく、ごくごく少量で癌や、奇形児を生み出してしまいます。今も尾を引き、当時無抵抗だった人々を苦しめています。私が小学生の時、「ベトちゃんドクちゃん」の存在を知り、ベトナム戦争の爪痕の象徴と聞かされた時、「アメリカ人…、おまえらはベトナムで一体何をやらかしたんだ!?」という、言葉にならない衝撃と怒りを感じました。今でも忘れません。

 原子爆弾と同様に、アメリカはベトナム戦争で自らの行動の非を未だ認めていません。

 これらのアメリカの過去の行動を思い返せば、冒頭の言葉がアメリカから出てきたことは「はぁ?」です。気分が悪くなります。頭痛がします。

 このバイデン副大統領の言葉に違和感を感じた日本人が私だけではないことを祈ります。

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 さて、同じ言葉でも、子供の純真な心の底から出てくるものはいいものです。宿泊しているホテルに併設されているショッピングモールに、上記の写真、そうマザーガーデンが入っていました。マザーガーデンの主役は今やしろたんです。

 小学校低学年ぐらいの姉妹がしろたんのほうに走ってきました。「やっぱりしろたんが一番かわいいね」と。この言葉に一瞬、頭痛も吹っ飛びました^^ 子供の素直な言葉が一番です!

    
    
 (左上/マザーガーデン、右上/品川のしろたんたち(左から黒たん、スーパーたん、神たん)、下/これがまさに「雲の上の神たん」ですよ!) 

 今日、明日と東京出張です。今日は文科省のあるプログラムの説明を聞くことが主な目的でした。少し小さなトラブル(私の会場の思い違いw)があったものの、時間に余裕があったので間に会いました^^;;

 最近は文科省の中でも経産省に近い事業創出を目的としたプログラムがあります。その中から上場も生まれています。2000の大学発ベンチャーの中で大きな成功例は30程度などという言葉もありましたが、そもそもベンチャーで30/2000が大きな成功であれば率は良いと思います。
 
    
 (左/品川にタイ(バンコク)では有名なお店"Mango Tree"を発見しましたよ、右/なんじゃこりゃ?w)

 ちなみに上記の小さなトラブルとは…、去年と同じ会場だと思いこみ有楽町の「東京国際フォーラム」に行くものの、今年から会場変更で有明の「東京国際会議場(東京ビッグサイト)」になっていました。会場に2時間も早く着いたので、お昼ご飯として台湾料理をゆっくり食べ、1時間前に会場にいくと、会場の受付の人が即座に教えてくれました。どうも私以外にもかなり多くの人が同じミスをしていたようです。慣れた口調で丁寧に乗り継ぎの場所なども教えてくれました^^;;

    
 (左/東京ビッグサイトです、右/鶏肉の唐辛子炒めのセットです。東京国際フォーラムだと思い込み、夕方には有楽町のスィーツのお店のクーポン券まで用意していたのに…)