What is the meaning of CSR in Japan?  − そのCSRの解釈は実は「日本では正しい」のかもしれません。

 今日はある企業グループの50周年記念行事に招待をしていただきました。想定よりもかなり大規模なものです。招待者600名以上、その企業の社員の方々も300名ほどがいらしたとのことですので、会場スタッフを含め1000名規模ということになります。

 招待客の中には現職の大臣を含む国会議員の方々なども数多くいらして、その方々の挨拶の中の内容も「なるほど」と感心させられました。特に同意見であったのは、学校法人立命館の改革をされた前理事長の言葉でした。

 「領土紛争があり、そこに主張があるのは当然。しかしそれと文化や経済は別、ましてや(日本企業に)火をつけたり壊したり、モノを強奪したりするのは言語道断」

 本当にその通りで当然の主旨です。ただ5分もない短いスピーチにもかかわらず、説得力と重みを十分にもたせ、かつ伝えたいことが明確な話し方でした。これが改革を実現された方のリーダーシップでしょうか。

 その他、打合せや祝賀メッセージ、プロスポーツ選手(チーム)の登壇など、第1部、第2部をあわせ6時間にもわたる長いパーティーでした。

     
(左:会場は凄い数の人、様々な催しが行われました。右:ローストビーフがワインに合います^^)

 この企業グループは本業のほかにもプロスポーツチームのスポンサー、各種団体への支援などを積極的に行っています。その企業を取り巻く社会への貢献姿勢も素晴らしいと感じました。

 一般的に企業のCSR(Corporate Social Responsibility, 企業の社会的責任)というと、アメリカ的な「(利害関係者への)説明責任」が絶対で唯一であるかのような主張をされる場合があります。しかし日本での定義はそうでなくてもよいと思います。実際に種々の社会貢献もCSRと認識される場合が多いのが現実です。このような広義の考え方を「誤解」や「間違い」と決め付けず、「アメリカ的ではないCSR」という見方でいいのかなと思います。

 NTT東日本をはじめとする日本を代表する多くの企業も、それらの企業のCSR活動として多岐な分野、内容を挙げています。