トレンドは量的から質的な豊かさへ、ものづくりからサービス化へ、ハードからソフトの時代へ?

 先日、何かのネットのニュースで、「ロンドンのピカデリーサーカスにある大型ネオン広告から『SANYO』の文字が消える」という内容が書かれていて、その記事の中に、「ロンドンでは、セコム、野村証券、そしてユニクロなど非製造業が活躍の場を広げている」という記載がありました。
 また連日、スマホや携帯ゲームの普及により、任天堂をはじめとするハード機器メーカーが窮地に立たされているというニュースが流れています。これに対し、任天堂アイテム課金制のゲームの投入を発表するなど、そのビジネスモデルを大きく変えようとしています。
 スクウェア・エニックスドラクエをオンラインにする発表をするなど、ゲーム業界も確実に大きな転換期を迎えています。先日のブログにも書きましたが、ドラクエのオンライン化の発表で、同社に対する投資家や販売店からの評価は一旦は落ちましたが、私は同社の業績にとっては長期的にプラスと見ています。「もの」としてのパッケージの売り切りから脱却し、月額課金でのサービス提供を行うほうが高い収益を得るからです。1タイトルあたりの売り上げとして見ると、最初のクライアントソフトの販売(ソフト1本分に相当)に加えて、月額課金1500円なら年18000円、実にパッケージソフト3〜4本分に相当するからです。
 オンラインゲームにはサポートが必要ですが、その経費構造も大きく変化します。ダウンロード販売中心のモデルや、月額課金の場合は、従来の流通構造を必要としません。売り上げが会社にそのまま入ってきます。
 このほか現代社会のビジネスモデルの変容は多岐にわたりますが、ものづくりからサービス化へ、ハードからソフトの時代へという、大きな潮流はもはやどの分野でも必然です。

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 最近の私の個人的な傾向として、量よりは質を求めている気がします。悪いことではないと思うのですが、生き方が贅沢になったとかではなく(個人的な支出に関して言えば会社経営者の時に比べ真逆です…笑)、精神的な何かを求めつつあるのかもしれません。
 いま県内で1番のケーキのお店を探っています。「Trillion(トリリオン)」(雰囲気がいい)や「Yukilein(ユキライン)」(濃厚というかちょっと甘めかな?)、その他多くのお店を回ってきましたが、今のところ「Espoir(エスポアール)」(全てにおいてレベルが高い)が私の中で1番です。
 
 (Yukilein(ユキライン)…以前購入のもの)
 
 (Espoir(エスポアール)…以前購入のもの)
 
 昨日もちょっとした必要性からケーキを購入したのですが、駅前の西武百貨店の地下のEspoirは土日しか置かないとのことで、それならばと福井市内のお店をやっとのこさ探しあて、購入しました。「味がいい(甘すぎない)」「原材料がいい」、もちろんそれらもあるのですが、なにより「見た目が美しい」、これが私的に1番とするポイントです。またお店の店員さんの応対もきっちりしていました。
 今回は「いちじく」(下の写真の左)と「りんご」(下の写真の右)をメインにしたケーキしました。
 
 (今回のEspoirのケーキは、前回よりシンプルな2種にしました)

 ケーキは嗜好品に分類されますから、「量」よりも「価格」よりも「質、サービスを含む全体としてのソフトな価値」を要求するものだと実感します。