00:03京都発02:17福井着ってもしかして!?

 昨日は本務校で9時より部局のミーティング、14時より「産業現場に即応する実践道場」(博士後期課程生を対象とした授業)の説明会があり、その後、京都に移動して18時より「第9回京都大学起業教育研究プロジェクト」というスケジュールで、結構、バタバタしていました。本来、京大のほうは14時からだったのですが、メインの業務である福大の実践道場の説明会が重なったので、私が無理を言い、研究会の時間のずらしていただいたので、このスケジュールには文句が言えないのですが…。

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 実践道場の説明会では司会をしていただけなので、さほど疲れはしませんでした。しかしなにせ博士後期課程学生に対して「経営戦略、経営の国際化をはじめとする各種講義」と「インターンシップを超えた地域協同の実践型授業」を行う珍しいプログラム(「日本初」と何気に謳っている!)なので、どういうスタートを切るかは正直ハラハラものです。説明会は、思いのほか参加者も多く、しかも昨日さっそく受講申し込み者も現れ、順調な滑り出しに一安心しています。

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 15:44福井発のサンダーバードに乗っている途中、帰りの時間を調べていました。
「研究会が21:30に終わるとして、京都駅が22:30と、サンダーバードは、・・・?、あれ、最終は21:24!?」
ということで、ホテルを探そうと思ったと同時に、
「ん、まてよ、特急がなくとも、新快速とかでかえれるんでね?」
とも思い、終電で再検索、
「???00:03京都発???」
なんと、「急行きたぐに」なるものが存在していました。
これって、もしや寝台車???

 結局、初寝台車はお預けとなったのですが、今回はとにもかくにも、なんとか福井戻りができました、深夜に大学に寄って、ちょっと作業して、家について、食事と風呂を済まし、激しかった1日を振り返る余裕もなく落ちるように睡眠、今朝は久々に目の下にクマw

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 昨日の研究会では、原点に立ち返るような話題が出ました。
「子供たちに起業教育を行うときに、その目的を明確にしなければいけない。お金儲けではなくて、チャレンジする心、あきらめない心、努力をする心、この考えこそコンセプトであることをしっかりと明確化したほうがいいのではないか。」
ソーシャルアントレプレナーという考えは非常に曖昧、社会のためといいつつ、でもお金儲けをします。この考え、子どもたちは混同するだろう。」

 子どもたちへの起業教育のコンセプトはお金儲けを教えるということではないことは明確化すべきとしつつも、ソーシャルアントレプレナーという、ビジネスなのに社会貢献を謳う人々に違和感を覚えるという、ある先生の意見、この2つの意見は一見、矛盾しそうですが、実は私も整合性がとれているような気がします。議論する次元が違うので、両立するんですよね。(要は、起業教育という視点と、起業実践という視点の違いですね。)

 こういう概念的な話も重要だと思います。そんなこんなで私が作るテキストも半分以上が完成しました。本文を書く立場の私は半分場が終了といえども、絵をかいてくれる方、用語の説明を入れてくれる方など、むしろこれからいろいろとまわりの方の協力をいただきながら進めます。しかし既に結構、私は頑張った感が溢れている今日この頃です。