高速増殖原型炉もんじゅ見学

 昨日、ある異業種交流会の企画で敦賀まで行き、もんじゅを見学しました。原子力発電と聞くだけで、何か特別な発電方法と思っていたのですが、その原理を聞いて納得、火力発電と同じ発電方法であり、しかし温室効果ガスを出さない&高効率バージョンという言い方が適しているようです。再開に向けての取り組みの最中でした。

 施設への入り口までは、とても厳重な管理体制で、何重にもセキュリティがかけられています。しかし日本海に面しているので、大陸側から進入されたときは大丈夫かな、という疑問はあります…。

 驚いたこと、それは原子力発電では冷却のための海水を多く使うため、1日で湾内の水が入れ替わるとのこと、その影響でいままではなまずしか住んでいなかった湾も、水の流れが出来たことによる水の浄化で、いまではハマチの養殖などが可能になったそうです。

 午前中に見学を終え、そのあとは敦賀の街中を移動、敦賀が戦前まではヨーロッパと東京を結ぶ貴重な国際鉄道ルートだったことを知りました。インド洋まわりだと30日かかったヨーロッパへの移動が、同鉄道だと17日で行けたそうです。逆に同鉄道を利用して、ポーランド人の多くが敦賀を通過した記録も残っていました。

(こちらは浄土宗西福寺の中庭です)

 夕方に敦賀を出て、福井市内に戻って夜は懇親会、久々に多くのお酒を飲んでしまいました。

 昨日も、なんと当地JCの先輩にお会いしたり、地元で事業されている方、福大のコーディネーターの方や先生と楽しく話すことができ、充実した1日でした。