This ambiguousness is comfortable for me.‐私にとってのタイの魅力とは?


(本日、バンコクに来ています、2014年12月)

 タイの適当さがいいなどと、多くの日本人がタイ人に少し失礼な表現をしてしまうことがあるのですが、実はこの国は何事にも極めて厳格な気がします。適当だと見えるところは、実は適当なのではなく、場を読んで(相手を見て)行動しているのではないでしょうか。私が好きなのは、さほど厳しさを要求しなくてもいいところは、それなりに行動し、しかし仕事はきっちりやるというタイの国民性です。確かに多くの日本の場合のように、すべてにおいてきっちりやるということもいいのですが、それでは人によってはもちません。こういうタイの部分は日本も見習うべきかと思います。

    
 (二面性といいますか、実は適当ではなく、極めて効率的なのかもしれません。)
 
 先日、出張先の福岡でいくつか持っている腕時計の一つの金属バンド部分のピンが飛び、時計部分とバンド部分が離れてしまいました。福岡で時計屋に持っていくと、ブランドもので少し特殊な部品とのことで、預かりですといわれたのですが、出張だから取りに来れないということであきらめました。福井で直そうと思ったのですが、ちょうどタイに来る予定があったので、「そうだ、1年前と同様に、またタイで直せばいいや」いうことで、もってきました。
 →【ちょうど1年前のブログはこちら

 前回はバンコク郊外(160kmほど南)のペチャブリーという街で1時間ほど、「あ〜でもない。こ〜でもない」と試行錯誤でカンカンやっていただきましたが、さきほどバンコク旧市街側のWongwian Yai交差点の一角にある時計屋に持っていくと、ものの5分で修理完了。価格は30バーツ(110円程度)でした。やはりタイの職人さんは凄いです。

 タイというと、ビジネスや観光など、人によって様々な目的で訪れ、その好き嫌いは食べ物や気候に左右されるものだと思います。お酒を飲まない私にとって、タイの夜はさぞつまらないでしょうと言われることもあるのですが、夜は基本ホテルで仕事していますから…。安全といわれるバンコクでも、確かに治安上から、夜は一人で出歩くのは避けています。しかしご飯は食べねばなりません。ということで、いましがた食べてきました。

    
 (今晩はここで食べました。卵をトッピングしていただき、コーラを飲みながら。お酒を飲まなくても、旧市街の屋台で、のんびりとご飯もいいものです。)

 私の計算では、エビとイカ入りの焼き飯50B、卵+10B、ペプシ12Bで、72B(250円程度)のはずですが、100B出すと、小銭を探した後、もういいやと30Bのお釣りをくれました。タクシーでもよくあるのですが、切り上げてお釣りをくれない時もあれば、1〜3Bの超過ぐらいなら切り捨ててくれることもあります。

    
 (ほほぅ、映画ですか。路地裏では懐かしのフィルム式の映画を野外上映していました。)

 ちなみに私の目的は以下の写真のようなものです。タイの銀行史はまだ110年弱です。もっとも歴史が古く王室系のSiam Commercial Bankに行きました。タイの3強銀行の一角で、中小企業向け融資に強みを持ちます。ちなみにタイの銀行で現在の1位は大企業向けに強みを持つBangkok Bankです。
    
 (このマップは私にとって、とても貴重!)

 今日のホテル(旧市街側)はタイには珍しく大きなバスタブがあります。年末締切の多くの原稿の締め切りに追われているので、整理しつつ、ゆっくり疲れを取ろうと思います。
    
 (タイではそこそこのホテルでもシャワーのみというところがあります。こちらの人はお風呂に浸からないですからね…。)