To be honest, its taste is first experience, but if I have to tell the similar taste, it's a cross between apple and pear. - インドナツメの味を敢えて表現するならリンゴと梨を足して2で割った感じ。


(チェックイン後のウェルカムフルーツが「ナツメ」だった!)

 9月末以来のタイです。何が恋しいかというと、タイ料理のイサン地方によくある酸味と辛み(と香草で無理に上書き消しされてもまだ臭みがある)の本場の味です。日本のタイ料理店では、日本人が食べやすいように、癖の部分は少なからずアレンジされていますので、こっちにこないと出会えません(^^。

 最初、私もイサン地方で食べた時は「なんじゃこりゃ」という感じで、暫らく慣れなかったのですが、慣れたといいますか、中毒といいますか、何度か食べているうちに、これが恋しくなるものです。

 ということで、それらしき屋台をみつけて68baht(250円ぐらい)で買ってきました。バンコクの住宅街の屋台も、物価上昇の波が来ていますね…。

    
 (左が合わせて68baht、右はよくある豚肉串焼き屋台のもので1つ10baht、4つ40baht。今日の夕食は20bahtの飲み物を合わせ128baht(400円ちょっと)です。というか肉だらけで、野菜がないですね…。)

 この左の写真の左上の袋に入ったもの、20bahtなのですが、これがタイ独特の味で、肉ミンチに香草で臭みを消した酸味と辛みのある炒め物です。パッサパサのタイ米にかけて(イサンだともち米のお供として)食べます。鶏の丸焼きは意外にも高いです。

 食後の果物に、部屋にウェルカムフルーツとして置かれていたインドナツメを頂きます。最初は「ん?トマト?」と思ったのですが、かじってみると果物、リンゴと梨を足して2で割った味です。これはナツメ(タイ語でプッサー)ですね。とても美味しいです。

 ナツメというと、福井市の海側が特産の日本ナツメを思い出すのですが、日本ナツメが赤くて小ぶりなのに対し、タイにあるインドナツメは普通のトマトサイズ。皮も柔らかめなので、トマトと間違えます。ナツメはそのまま食べる分には、こちらのほうがいいかもしれません。福井のナツメは干したりして頂くと、それはそれで美味しくて健康にいいのですが。

 価格の絶対値比較では、タイは果物が驚くほど安いです。しかし例えばイチゴに代表されるように、日本のものと比べると、小さくて酸っぱいため値段相応です。私的には価格的には少々高くても日本のイチゴを選択します。実際に街なかのタイのお店では、イチゴをはじめ、日本の高級フルーツが売れているようです。

 もう一つ、イチゴと同様に私が一押ししたい日本の果物は、みかんです。今年もそのシーズンがやってきました。先日、わが家に届いたばかりのブランドみかんは、日本の四季のおかげでしょうか、皮が薄くて、とても甘いです!

 タイのみかんも確かに絞ったジュースなどは美味しいです。しかしそのまま食べる分には、日本のものにかないません。皮が太くて固い、糖度が低いという違いがあります。日本のみかんももちろんピンキリですが、高い部類はタイでいけそうな気がします。

 もちろん輸出品ですから、イチゴに限らず、日本よりさらに高い値段がついています。しかしそれでも一部のタイ人は買っていますね…。やはり味がいいというのと、日本というと高品質というブランドイメージもあるようです。このブランドを作り上げてくれた先人に感謝です。

 日本の高品質というと、まず自動車や電化製品を思い浮かべます。しかし同じ高品質のモノづくりでは、農業もあります。忘れてはいけませんね。

 グローバル化は、世界の格差を徐々になくし、究極的には世界を均一化するとされます。確かに労働力の移動もさることながら、国レベルでのGDP差もボトムアップの形で縮小してきています。しかし気候差は、今のところ同じにはなりません。グローバル化で変わるものと変わらないもの、そこの見極めにビジネスチャンスがありそうです。