Change your viewpoint! - 旅行とは違う滞在だからこそ面白い!?


(郊外の地元色が濃い中にポツンとたつ高層の建物に滞在しています。)

 今日のお昼、本学のオフィスで仕事をしていると、強面の人々が3名、部屋の外でこちらを伺っています。しばらく先方と私とで互いに遠慮の雰囲気を醸し出したにらみ合い(笑)が続き、とうとう私がしびれを切らし「ん?何?」みたいな顔をしました。すると、その一味のボスらしき人が入ってきて、何やらタイ語で話します。残念ながら早口すぎてよくわかりません。

 そして次にいつも掃除をしてくれるおばさんが、やってきました。この人とは簡単なタイ語であいさつや会話をすることがありますので、丁寧に話してくれます。どうやらクーラーを切れだの、クーラーの業者の人だの、どうこうと言っています。

 さらにその後、学長ビル(本学のオフィスが入っている建物)の偉いさんらしき人(スーツを着ていたのでたぶん偉い、この国は服装で判断するのが結構正しい)がやってきて、ようやく英語になり理解できました。クーラーの掃除をするので、しばらく出ていけと言っています。出ていくにも外は暑いので、部屋の隅っこで仕事をしてもいいか、と言って、了解してもらいました。

 日本でしたらクーラーの清掃は事前告知があるものなのですが、ここって告知がないものですかね…。

 ともあれ、こちらにもずいぶん慣れてきました。基本、爆破事件の影響もあり、土日も含め、私は宿泊地と大学オフィスを往復するだけの毎日ですが、特に街中でも普段と変わりなく動いているようです。日本の他大学の学生さんも、長期短期にかかわらず、今でも日々、研修等でタイにやってこられます。知り合いの日本人学生には、観光地や外国人が集まる場所は、念のため避けるようにと伝えていますが、仕事、留学や研修で来ている日本人は、基本的にはそのような場所に行きません(旅行とは目的が違うので、当然といえば当然です)。
 
    
 (左/大学オフィスからの眺め、右/部屋からの眺め。プールもあるようです。)

 食べ物が美味しすぎて、体重が心配です。宿泊している建物のすぐ近くに、カーオ・カイ・ジャォウ(卵のせご飯)を売っている屋台があるのですが、これがこれまで食べたカイ・ジャォウの中でも一番美味です。店主が調合している複数の調味料の混ぜ方の塩梅でしょうね(ただ、作るときの油の敷き方が天ぷら並みです。だから体重が…)。

    
 (タイは、食べ物が美味しいです。日本食もありますが、最近は高くなってきましたね。右は、カーオ・ガイヤーン・ムーヤーンです。)

    
 (タイのカップラーメンは、大概、すすると辛さでむせます。今回の滞在は、ベッドルーム以外に、ダイニング、リビングと3部屋仕様なので、せっかくということで袋入りのラーメンを作ってみました。これが程よい塩味で、深夜食にもってこいです。って、これも太りますね…。)

 私のこちらでの食費は、日本での外食と比較した場合、平均するとあまり変わらないのですが、1食の費用は60バーツ(食べ物40バーツ+飲み物20バーツのような感じで、200円ちょっと)〜1000バーツ程度(ちょっと雰囲気がいいと飲み物を加えこのくらいします。3800円ぐらい)と、かなり差があります。またそれぞれに応じたタイの人々がいます。旅行者も多く訪れるようなバンコクの中心地だと、東京より物価が高いものも多いです。円安の影響もありますが、バンコク郊外でもそれなりに物価は上がっていますね。

 一方でこの国の地方に行くと、相当な貧富の差を感じます。小さな子が、勉強はそこそこに、ものを売って生活しています。努力している人が報われる平等な社会の実現を祈ります。