Money may not be a standard which measures value. −ともに満足をしていることは確かです。


(行きの飛行機の窓より)

 最近はFacebookのほうで簡単な報告を挙げているので、なかなかこちらのブログのほうを更新できていないのですが、この数日、インドネシアジャカルタにきています。

 今回は研究とするには一部で微妙なところもあるので、研究費外でやってきました。ということで大学ではペーペーな身分の為、普段は使うことのできない(笑)、国際線ファーストクラスを利用してみました。

    
 (座席はボタン操作で180度横になれるベッドになるのですが、見方によってはこれはネットカフェのフラットシート…)

 確かにエコノミーとはすべてにおいてサービスも違います。ただ…庶民として育った私には様々なサービスは逆に疲れるかも…。この180度横たわることのできるネカフェのフラットシート(!)のようなスペースだけで十分かもしれません。何より30日までの締め切りに追われているものが多く、移動時間はほとんど仕事をして過ごしました…。

    
 (さすが日系航空会社!日の丸とイチョウの葉は私の心をつかみました)
    
 (紅茶はセイロンティーで香りがとてもよかったです。お酒を飲まない私には、コーヒーや紅茶の種類を揃えていただけることのほうが嬉しいです。)
    
 (メインも豪華です。ちなみに過去に東京−福岡線で何度か国内線ファーストクラスを使いましたが、その時の食事もやはり豪華でした)
 
 (個人的には、リクエストしたこのフルーツ盛り合わせがお気に入り)

 スカルノハッタ国際空港に着きました。市内まではタクシーを使うと1500円程度で着くとのこと。う〜ん、エアーが豪華だったので、ここは他の部分で調整しよう(笑)

 ちょっと歩くと、ありました!市内までのエアポートバス。ガンビル駅までチケットを買い(300円)、ガンビル駅からバスウェイ(タイのバス・ラピッド・トランジット・システムと同じ、専用レーンを走る公共バス)に乗り、ハーモニ駅で乗り換え宿へ(35円)。

    
 (左は空港のバス乗り場、右はガンビル駅)
    
 (左はバスウェイの改札、右の道路真ん中がバスウェイの専用レーンです。バスウェイは道路の真ん中にあるので、必ず歩道橋から改札まで行き、乗り場でバスを待ちます)

 私は5つ星ホテルは肩が凝るほうなので、同じ金額を出すにしても3つ〜4つ星のSAの最も高い(ただ広いだけですが)部屋にすることが多いです。今回のホテルもフライトと調整したといいますか、今回はホテルでもSAでもなく、ジョディーさんの個人経営、家の一室です。バス停を降りて、小道を歩くこと10分ほど、近くの人に聞くと皆さん場所を丁寧に教えてくれました。

 宿は値段の安さとは反対にとても快適でした。しかもゲートも家の玄関も部屋もすべて鍵があり、セキュリティも安心、朝食も毎日違うものを作ってくださいました。

    
 (お世話になったお宅、民宿といいますかB&Bというものです)
    
 (右が部屋の様子、2階の手前側の部屋です。)
    
 (1、2日目の朝食)
    
 (3日目の朝食とジョディさん)

 さきほどお別れの挨拶をして、宿をあとにしたのですが、また戻っておいでとおっしゃっていただきました。またぜひお世話になろうと思います。

 ホスピタリティというものを考えるいい機会になりました。お金がかかったサービスももちろん良いのですが、毎日、声をかけてくれて、いろいろな話ができることから得られる安心はお金がかからない価値創出だと思います。授業では、サービスの価値をお金で測ることもあるのですが、どうも経済学の付加価値という考え方について、根本的にその測定方法を変える基準が必要だと感じたフライトと滞在でした。