Who does announce his candidacy for saving Skymark first? - エアアジア社が名乗りをあげたようですね。

 今日の日経新聞の話題は、エアアジア社がスカイマーク社への経営参加に名乗りをあげたというものです。成田からの撤退、大手による資本参加という形で、スカイマーク社の動きはほぼ先日記載した通りのシナリオですが、エアアジアで確定するのか、それとも他社も手を挙げ争奪戦になるのか、はたまた話自体が破談で終わるかはわかりません。
 そもそも当のスカイマーク社は「当社において承知している事実及び同社より経営支援の打診を受けた事実はございません。」と否定しています。よくあるコメントといえばそうですが…。
 もしエアアジア社が一方的に検討しているとしても、スカイマーク社の社長の方針とされる独立経営と相容れないことになりますし、今後のエアバス社とのA380キャンセルに関する交渉次第です。帳簿にまだ乗っていないエアバス社への違約金、損害賠償の合計額でスカイマーク社が債務超過になるようでしたら、いくら羽田枠が魅力とはいえ、この話自体が消える可能性もあります。(私としては、話がまとまってくれて、羽田枠という無形資産価値を算出してみたい気もします。)
 エアアジア社の場合は、もし実現するなら外資規制を回避するため、日本の子会社を通じて参入するようです。日本企業がタイで子会社を作るときに金融機関等の協力を得て、外資規制を回避する方法と似ていますね。

 2014年7月29日のブログはこちら → Probably, it is a wise decision as top management. - スカイマーク社とエアバス社のもめごとについて