What an authentic "Som Tam" this "Chili-Papaya Salad" is ! - 感嘆文なんぞを使うのは中高生以来(笑)

 
 (奥のほうがイサーン地方のソムタムです)

 ソムタム(タイのパパイヤサラダ)って、個人的にですが中毒性があるような気がします。私の場合、1ヶ月ほど食べないと、とても欲しくなります。禁断症状までは出ませんが…。ちなみに2011年夏までは、タイに行ってもソムタムというものすら口にすることもなく、気にしていませんでした。

 ではこの中毒はいつからかな〜と思い返してみると、おそらくラオスにブラっとひとり旅をした時からだと思います(2012年9月あたりのいくつかのブログに、のんびりラオス旅の様子を書いています)。そのとき、そのさらに1年前にタイの屋台で、「これがソムタム!」と知った最初の味と似ていて、とても美味しかったことを思い出しました。以来、あの味が忘れられないと、タイでもよくソムタムを注文するのですが、このラオスとタイ屋台の時を除き、当時の味に出会うことがありませんでした。日本でタイ人の方に作っていただいたソムタムでも何かが足りませんでした。

 ラオスのパパイヤサラダ→(2012年9月のブログへリンク)
 バンコクのイサーン料理屋台→(2011年8月のブログへリンク)

 ただ先日までは、なんとなくラオスとタイの東北部は近いから、味も似ているのだろうという程度の感覚でした。今回のタイ出張時、イサーン地方のコンケーンにある大学の先生に、上記の写真のお店に連れて行っていただき2つのソムタムを注文した上で解説をして頂いて、私の中のモヤモヤが晴れました。

 簡単に掻い摘むと、上の写真の奥がラオスやイサーン地方のソムタムです。発酵した魚やカニを入れるのが特徴とのこと、さらに辛さも相当なものです。一方で手前のソムタムは干しエビを入れたもの、これはバンコクで出されるものだそうです。その上で、パパイヤサラダ自体はラオス起源とされているらしく、タイのソムタムとしてはイサーン地方のものが元祖といえるだろうとのことでした。

 なるほど、確かに味が違うはずです。イサーン地方のもののほうが中毒のようになるのは、発酵した魚がその原因のようです。

 このコンケーンのお店、実は何度か来ているのですが、猫カフェになっています!?

    
 (私の研究領域に関連すれば、先日、イギリスでクラウドファンディングにより猫カフェをオープンさせた女性がいましたね)

 今回は、その後、バンコクに移動したのですが、バンコクでもソムタムをいただきました。

 
    
 (これはどこでしょう?看板に注目)
    
 (そう、以前、開発中だったマーケットです)
    
 (中庭のフードコートの一番隅にソムタムのお店がありました)

 今年の2月に偶然発見したスクムヴィットのソイ71に建設中だったマーケットが完成していました。ここのソムタムはバンコクスタイルでしたが、「辛くしないでね」と伝えると配慮してくれて、美味しかったです。

 W-DISTRICTマーケット建設中時→(2014年2月のブログ)

 BTSサラデーンの駅から東側(いわゆる歓楽街と言われている西側の通りではなく反対側)のサラデーン通りを入っていくと左手にイサーン料理のお店を発見。これは胸が高鳴ります。

 
    
 (タイ語ではなく英語でイサーン料理と書かれています。これは外国人でも入りやすそうな雰囲気です)

    
 (勇気を出して「おひとり様」で入ってみました。オシャレな店内です)

    
 (もちろん頼むものは、ソムタム、もち米、そしてコーラ、あと気になった海鮮とキノコの炒め物)
 
 オシャレなお店ではありますが、もち米を手でつまみ、コネコネしてソムタムの汁に浸して食べていると、どうも横のタイ人カップルは上品に食べています。バンコクでこのような雰囲気のあるお店では、どうやらもうこういう食べ方はしないようです。さらに…、私の頼んだものがただソムタムとしか言わなかったせいか、バンコクスタイルのソムタムが出てきました。でもやはり美味しかったです(^ー^)!これだけ食べて飲んで、なんと200バーツ程度(約650円)です(もちろん屋台ならもっと安いですが…)。