"Familly Mart" stores in Korea are not what they used to be.−1年8カ月かかった結論は「撤退」?


(先週は政府関連の出張で、中国、北京、浙江、紹興、上海とまわっていました。写真は北京のホテルより。)

    
 (左は北京、晴れているのに空が青くない…、相当空気が濁っていました。右は上海、こちらは風があったせいか青空もあり大丈夫でした。)
    
 (中国でスーパーマーケットは「超市」と書くようです。「超級市場」の略ですが、わかりやすいですね。)

 先の17日はタイから帰国、成田で1泊してそのまま25日まで中国に出張でした。中国ではファミリーマートを「全家」と書くようです。さてその中国ではありませんが、韓国のファミリーマートのゴタゴタがようやく決着しそうです。

 ファミリーマートが韓国から撤退、日本型コンビニの展開困難に」というタイトルの28日付けロイターの記事がありました。内容を引用、要約すると、ファミリーマートは韓国の持ち分法適用会社の所有株を全て売却。韓国で24時間営業などに対する規制の強化等の厳しい環境となったため、他の地域に投資を振り向ける」というものです。

 後付けの理由かもしれません。というのも、このブログの2012年7月4日(→リンク)に記載した通り、韓国での撤退はその時期から相手方のエリアフランチャイザーの不義理の問題が存在したと思われるからです。もっともその韓国の持ち分法適用会社の上場と、記事に書かれた環境変化の理由が、日本側の最後の意思決定を促したのかもしれません。

 なおこのロイターの記事のタイトルに「撤退」としておきながら、記事の中の広報・IR担当者のコメント「『撤退ではない。海外事業再編の一環。韓国は有望な市場であり、再度、進出する可能性はある』としている」(記事より引用)となっているのは、不思議です。メディアが広報・IR担当者のコメントを否定しているのか、それとも正しい情報を伝えるという3Cの基本の1つ"Correct"ができていないのか、どちらでしょうか?