Which is a correct answer?ーニュージーランドで選択を迫られた内容は?

 特定の選択により失われる、他の選択可能なもののうちの最大の利得を機会費用(Opportunity Cost)といいます。費用や売買の損失ではなく、最善の意思決定をしないことで、より多くの利得を逃すことによる損失を機会損失(Opportunity Loss)といいます。これらが頭に浮かぶと物事の選択に慎重になります

 いま学会からの帰路です。国際学会の場合、多くの参加者が初めての国での参加となるせいか、初日から最終日までフルでセッティング(アテンド)されています。朝から夕方までキーノート(講演)やプレゼンテーション(発表)があるのは国内の学会と同様なのですが、コーヒー、紅茶の類はもちろん、朝のおやつ、昼食、午後のおやつも用意されていて、毎日ディナーもセットされています(もちろん有料ですが…。事前にホテルのリコメンドもあります)。

 ちなみに学会後、3日〜1週間程度のオプショナルツアーの案内まであります。そこでさらに交流や意見交換が可能です。日本の大学のシステムではおそらくオプショナルツアーを含めた出張は認められないのでしょうが、外国の大学ではOKなのかもしれません。

 今回の開催で少し面白かったことが、ディナーの場所の選択です。初日にレセプションで一通りの大学グッズをいただいた後、次のような質問をされました。「今日のディナーですが、私たちは3つのレストランの席を用意しています。Circus circus, De post, Thai edenのどれにしますか?」と。

 よく聞くと、席の確保だけをしていて、メニューやコースは決めていないとのこと、「あとはそのお店を選んだ自分たちでテーブルを囲み、勝手に注文し精算してね」ということだそうな…。支払いは各自が負担するのはいいとして、集まった自分らで注文やら進行やら、精算までやってしまうというのは(受付で希望を聞き、予約だけするという形は)、ニュージーランド式なのでしょうか(笑)

 そこで、このお店の「名前だけ」で決定しなければなりません。3件とも、道路を挟んで向かいか横とのこと。最初は"Thai eden"にしようかと思ったのですが、ここにきてタイというのはどうかと思い直し、"De post"に。果たしてその選択や如何に?

 
 ("Circus circus"です。ここを選んでいたら、かなり賑やかですね〜)
    
    
 ("De post"です。大人の雰囲気です)
 
 ("Thai eden"です。微妙にしょぼい?)

 どうやら見た目では"De post"で正解だったようです。機会損失を恐れていましたが…。食べたものは…、

    
 (ムール貝はバケツ単位で出てきます。ベルギービールHoegaarden White”です。)
 
 (その他、お決まりの5種盛り?)

 これは完全に正解を引き当てていますね。

 ちなみに次の日のディナーは”Mosaic café”というお店で完璧なコース設定をされていました。
    
 (生エビの前菜と”Ginger Beer”です)
    
 (”Mosaic café”のメインは”Beef steak”で、デザートのブリュレも美味しかったです)
 
 (会話も弾みます!)

 学会発表自体はとても緊張しますが、ディナーで他の方々と交流できる機会が連日あることはとても楽しいですね^^

    
 
 (学会発表の様子です)
    
 (オークランド大学のエプサムキャンパスで開催されました)