Do you see its corporate behavior as an investment opportunity? - 東南アジア市場に次々と参入する日本のゲーム産業について


(2012年11月バンコク都内の看板、ちなみにタイ歴の2555年は西暦で2012年です。月の部分はตุลาคม かな?だったら10月です)

 世界で最もFacebookの利用率が高い都市はどこかご存知ですか?それはなんとバンコク(タイ)です!(Socialbakers社調べ)この英語独特の比喩がこれまたいいですよね。フェイスブックを国に例えるなら、その首都はバンコクだろうよ!というわけです。

[参照文]
 According to Socialbakers statistics, if Facebook was a country, its capital city would be Bangkok! Thailand has over 14.6 million Facebook users which makes it the 16th biggest Facebook country in the world!

(引用元) Socialbakers社サイト(リンク)

 上記引用元によると、2位がジャカルタインドネシア、3位がイスタンブール(トルコ)とのこと、「欧米や日本ではないの?」と意外に思うかもしれません。私的になんとなく納得できるのは、技術のジャンプがこういうところに影響しているという見方です。日本のように公衆電話→家庭用固定電話→ポケベル→ガラケースマホではなく、バンコクではそれらの途中経過はそこそこに、突如インターネットが広まり、スマホが店頭に並びだす、そこに急速な所得の向上が加われば、スマホの普及、SNSの利用という流れは当然なのかもしれません。
 確かにバンコクの大学生はブラックベリーを持ち歩き、名刺交換代わりにFacebookでつながります。ビジネスにおいても、バンコクではFacebookは名刺より価値があると私も感じています。

 そのような情報革命が先進国以上の加速度合いで押し寄せ、そのインフラが広まったバンコクを中心とする東南アジアに注目している日本の産業の一つがゲーム産業です。

 本日の日経新聞朝刊に、セガが東南アジアのゲーム市場に参入」という記事が載っていました。東南アジア6カ国および、台湾や中国で2014年度より開始とのことです。同社はタイのAsiasoft社と一緒に、「ファンタシースターオンライン2」をタイ語や英語で配信するとのことで、タイ語版ではタイの声優まで使ってローカライズするという力の入れようです。Asiasoft社のサイトを見ると、ひときわインパクトがありますし、セガ社の目の付け所も大したものだなと思います。→Asiasoft社HP(リンク)
 「パックマン」を皮切りに知的財産権を活用し海外展開をするバンダイナムコ社がシンガポールに、「ファイナルファンタジー」が看板のスクウェア・エニックス社がインドネシアに開発拠点を、そして「モンスターハンター」のカプコン社や、「マビノギ」をはじめこれでもかというぐらいの数のオンラインゲームソフトを展開するネクソン社は中国市場にと、まさにここのところ新興のSNSベンチャーに押され気味だった大手ブランド各社が、海外への展開を加速させていますね。

 これらの海外展開に主軸を移した各社の企業戦略に期待したいと思います。

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 話しの流れとは全く関係ないのですが、部屋のパキラ、鉢を大きくしただけで、さらに成長する勢いです。鉢のサイズは大事なのですね…。