Each team needs to be aligned with a strategic thinking. − ビジネスオンラインゲームの結果は?


(9のチームは私のデモチームです。つまり13チーム中、黒字はデモチームを除いた5チーム…)

 今日の学部の授業で、13チームがオンラインでビジネスの対戦ゲーム(先日完成したもの)を行いました。本当は全員が1端末を持っていると100人以上の対戦も不可能ではないのですが、スマホでもなかなか通信環境が悪かったりと苦労していたようで、結果、13チーム+私の模擬チーム+6コンピュータPCの計20チームでの対戦となりました。

 先週は会社の初期設定、今日は生産者行動の教科書的な説明も入れたので、時間の関係で1年目4ターンのみ進行しました(それでも昼休み50分の授業延長でした)。その結果は上記の表のとおりです。一般的なゲームソフトとは異なり、なかなか難しかったようです。限られたパイを奪い合うわけですから、各チームとも予算管理をしっかり行わないと、滅多なことがない限り、どこかは赤字になってしまうのですが…。

 好業績と業績不振の分かれ目は、原価管理や人件費、研究開発費、その他管理費の調整にありますが、1年目の失敗から学ぶことが大切です。2年目のV字回復を期待しましょう(ちなみに大学院の授業では、見事にV字回復をしたチームと、資金調達に行き詰まり市場から撤退してしまったチームに分かれました…)。

 それに加え、学生をよく観察していると、社長がリーダーシップを発揮し、財務担当が資金状況や原価管理からメンバーに情報を流し、他のメンバーが営業や研究開発に積極的に意見を出し合っていたチームは、やはり黒字です。各自、しっかりとロールプレイできているかも勝負の分かれ目のようです。

 来週の2年目のターンが楽しみです。