Do you intend to set up in business? - 今年も受講生に聞いてみました

 昨年同様、ある大学の先生から頂いたアンケートを実施しました。複数の質問があるのですが、まずは毎年お決まりの起業をしたいか否かです。「起業をしたい(するかもしれない)」の割合は、合計回答数127に対して39、つまり30.7%で、今年は昨年に比べてその割合は低くなっていました。この授業自体は、ビジネスの発想をもつことを1つの目標にしていますが、決して起業のための授業ではないので、この3割という数字が本来の水準なのかもしれません。
 

 そこで面白かったのが、「起業をしたい」と答えた人の理由「その他」です。多くの人が「起業そのものに興味」「お金儲けをしたい」という項目にチェックしているのに対し、その他を選んだ上でその理由を記入した人の回答が興味を惹くものでした。
 
 (「起業したい(するかもしれない)」と答えた39人の回答の理由の詳細が右のグラフです)

 「したいことがあっても就職できない環境なら、自分で作ればいいと思った」や「自分のアイデアを試してみたい」という前向きなものももちろんあるのですが、「自分はクビにされる可能性が高いと思うから」というような後ろ向きなものも存在します。前向きな理由でなくとも、何かキッカケになるような考えや出来事からビジネスをスタートするというのも悪くないと思います。特にこの学生の考え方は、他の項目の質問に対する考え方をみてもとても納得できるものでした。むしろ起業に向いているのではないかと感じた次第です。