本島の南部を横断−那覇市から南風原町を超え与那原町へ

 先週末連日のしかも昼夜の会合、パーティ続き、そして今週明けの沖縄入りからもステーキ、揚げ物続きで相当な高カロリーが続いています。少々危機感を持ち始めました。そこで今日は普段の朝、昼、夜とカロリーを落としていくスタイルに戻そうと、朝はしっかりめの生姜焼き定食(沖縄ボリューム)昼は(沖縄にしては)ヘルシーなランチプレート夜は沖縄そばとしました。

 今日は夜にミーティングがあるのみなので、朝食後からお昼過ぎまで沖縄本島の東側(西側の那覇市街とは反対側)へ、車で30分ほどの距離を移動します。やってきたのは南風原はえばる)町を超え、与那原(よなばる)町、東浜です。なぜか「与那原そば」という言葉が気になっていたのと、「南風原に織物工場がある」という情報を聞いたことによります(私の研究とは関係ないのですが、今回引率しているある研究員さんに少し関係していたので)。

 あいにくの悪天候で、スコールのような雨に見舞われびしょ濡れになりましたが、行ってみると古い街並みと新興の住宅地に分かれた、那覇とは異なる風景が広がっていて新鮮でした。

 
 (新興住宅地が広がる東浜の公園にもシーサーが)
 
 (与那覇そばと書かれたお店は混んでいたので入るのを諦めましたが、かわいい絵が描かれているケーキ屋さんを発見)
 
 (旧市街は言うまでもないのですが、新興住宅地も沖縄らしさをどこかに感じます)

 午後に那覇市内に戻ってきて、遅めのランチをしようと、お店を探します。どのお店もガッツリ系の雰囲気を出す中、ホテルの近くの細い路地深くに1軒の気になる小洒落たお店を発見。

 
 (Launch Cafe "M`s Launch" :那覇市内は意外に住宅街の真ん中の路地にもお店があります)

 ともすれば肉がドンとのったそばやステーキのお店が多い那覇において、このお店(というか、看板はあるのですがどう見ても住宅地の中にある普通の家です)、看板からすると低カロリー的な匂いを醸し出しています。勇気を出して敷地に入ります。普通の家のドアです。開けます。どこかのお宅の玄関です。左手に広めのリビング・ダイニングが広がっています。午後も遅めということで、住民というかお客さんは少な目です。きょろきょろしていると席に案内をしてくれたので、今日のランチプレートを注文しました。これが素晴らしい!

 
 (鮭の西京焼きにいかにも家庭料理という小鉢的な添え物がいくつもあります)
 
 (コーヒーとケーキもついています)

 今回、はじめて沖縄を感じない食事かもしれません。ご自宅ということで、とても雰囲気が良く、また接客も気持ちの良いお宅、いやお店でした。

 夜まではホテルで溜まっていた仕事をこなします。そして夜になって、前から気になっていた沖縄そばの謎を検証しに、沖縄そば専門店に行きます。一番スタンダードな沖縄そばを注文します。さすがに専門店というだけあって、スタンダードな沖縄そばでも「ど分厚い」お肉の塊が3つも乗っています。カロリーを気にして、お肉を避けます。やはりこのお店も麺が不思議です。

 
 (そもそも苦手ではあるのですが、さすがにこの脂ぎったお肉を避けます)

 他のお店に比べて細麺ではあるのですが、「やや硬めの『ねじれた』うどんの麺」という印象をもちます。先ほどの約1時間のミーティングの後、ちょいと調べてみました。その結果…、なんだやっぱり「うどん」じゃん(笑)

 「沖縄が本土に復帰してから4年後の昭和51年に『沖縄そばは、そばではない!』というクレームが来たのです。そのクレームを出したのは公正取引委員会で、『そばというのは、蕎麦粉が30%以上混入されていないとそばではない』とい言うのです。沖縄そばは、沖縄そばと呼ばれていますが、そば粉は1%も入っていないのです。(中略)交渉を何度も重ね、やっと昭和53年10月17日に『沖縄そば』の名称使用が認められたのです」(引用元:パイナップル王国HPより)

 名称1つをとっても、歴史があるものですね^^