想定内の相当なダメージとは?−タイ出張、個人編

(出発前)
 「ホテルはどこにしました?」
私「最初の2日だけ、今月オープン予定のホテルにしました」
 「それはいいですね。でもオープン延期とかあったりするかもしれませんよ」
私「ええ?そんなことも一応、想定しておきます」
 「いや、先生が予約されたところは、国際ブランドのホテルですから、さすがに大丈夫でしょう。しかしタイって、期日通りに建設が進まないことがよくあるんですよ」
私「(笑)」

 って、起こりましたよ、想定内の出来事が…。これが昨日のブログに記載した、「個人的に受けた相当な精神的ダメージ」の内容です(この一件が落ち着くまでの間、相当、人を待たせてしまいましたから…)。

 昨日、用務が終了し、ホテルに到着、玄関から満面の笑みで迎え出てくれるホテルスタッフ、カバンを持って中に案内をしてくれます。

 "Check in, please"といい、パスポートをレセプションに出します。すると笑顔でロビーのソファにどうぞとの仕草。ソファーに座ると、飲み物を出してくれます。程なくしてホテルスタッフとは少し異なる正装をした男性が私の前に座り、マネージャーと書かれた名刺を差し出し、私を直視、少々沈黙。

 決心したように、そして私の反応を探るように、ゆっくりと相手は切り出します。 "I have to report terriblly bad news to you." なんとなく察知します。ロビー近くで工事をしていますから…。また間を空けてゆっくりと話し出すホテルのマネージャー、よくよく聞くと、オープンをしたことはしたが、重大な不具合が発生し、復旧するまで誰も泊めないことにしたとのこと。

 20分ぐらい、なんやかんやと会話をしていたのですが、結果としてこのホテルグループ"H○llid○y In"(ただでさえも遠いのに、タマサート大学からはさらに遠い場所…、ホテルグループ名を一応伏字で…)の他のホテルを代替ホテルとして提供するとのこと、本来有料のインターネットも無料にすると言っています。

 部屋のグレードがいいので、OKしたのですが、ホテルの車でホテル間を渋滞に巻き込まれながら、長時間を移送されます(人を待たせているため、精神的ダメージはどんどん蓄積されます)。またホテルの場所が大学からさらに遠くなったせいで、明日朝は5時起き必須、6時前に部屋を出て、7時30分にタマサート大学を出発するクロンコン行きのタマ大のバスに乗らねばなりません。連日の睡眠不足は必至です…。

 
 (代替として提供された"H○llid○y In"の部屋)
 
 (私が重視する高層階の眺めはまずまずです)

 想定内とはいえ、実際に体験すると凹みます。今回参加している学生や研究員さんに「タイでは想定外の出来事なんて当たり前、日本じゃないんだから日本の常識でものを考えると、ダメージは大きいよ」なんて言っていましたが、想定内でも精神的なダメージは十分に大きかったです。

 
 (そんなマイペンライなタイは今でも成長しています)
 
 (バンコクの経済的発展はどこまで続くのでしょうか)