企業、学生、大学三者がWin-Win-Winの関係となるインターンシップは?〜広島に出張中です〜

 今日は朝早くに福井を出発し、えちぜん鉄道、そして特急「サンダーバード」から新幹線「さくら」に乗り継いで、昼から広島で行われた会議に参加しました。

 
 (福井駅を出て5〜10分ぐらい、サンダーバードの車窓から)
 
 (さすがに今庄あたりは福井市近郊より雪深い…)

 少し余裕をもって家を出ましたが、案の定…、「車体に付着した雪の状況をチェックするためいったん敦賀駅で停車します」という車内アナウンスが…。鉄道には詳しくないのですが、3月に廃線予定の寝台特急日本海」を見ることができたので、良しとしましょう^^

 
 (敦賀駅寝台特急日本海」大阪行を追い越します)

 やっぱり福井は寒かったんですね。大阪、広島も確かに寒いと感じるものでしょうが、しかし広島ではちょっと速足で歩けば、福井仕様の防寒スタイルでは汗がでます(笑)何はともあれ、余裕をもって到着です。

 
 (お昼に広島駅前に到着!)

 今回は、本学キャリア開発センターが担当する事業に関して、キャリア開発センターの先生と共に出張です。「若手研究人材養成のための担当者連絡会」という会議です。この連絡会が主テーマとする文科省プログラムに、今年度、本学が採択されたのですが、その申請書作成に関わらせていただいた関係で、所属部署は違うものの、普段より様々にお手伝いさせていただいており、その関係で今回、私も参加ということになりました。自身の研究テーマからも遠い話ではないので、ありがたいことと感謝しています。

 開始から3時間半にわたり、3つの大分類、10以上におよぶテーマで、26大学約80名の人が一会議室で意見交換をします。「企業、学生、大学三者Win-Win-Winの関係となる高度人材(博士号取得者)のインターンシップはどのようなものか」という内容が提起されたのですが、まさにこれに成功されている大学のご発言もありました。

 ただ、このWin-Win-Winの成果が生まれる背景には、文部科学省がこの事業に関わる競争的資金を出してくれているという、とても重要なポイントがあります。今日の議論には出てきていませんが、本当にWin-Win-Winな成果を生み出すという意味では、インターンシップによる経済の活性化や大学院教育の高度化といった、文科省が出してくれる競争的資金以上の社会的インパクトの創出が(何年後とは決められないものの)近い将来に必要です。つまり国も含めたWin-Win-Win-WinクアドラプルWin」が達成できて、完璧といえるのかなと思います(3年半前までの会社経営者の考えに偏りすぎているのかもしれませんが、どうしてもその経費の出所が感じる効果が第一だと思ってしまいます。このあたり大学の考え方にまだ私が溶け込めていないのかもしれませんが…)。

 そういった社会的インパクトの創出という質的成果のためには、インターンシップの実績数といった目先の量的成果だけでなく、個々の大学が独自で取り組む事例をこの会議の場で共有するということに納得です。そのような意味において、今回の連絡会は、北は北海道から南は九州までの(主として国立大学の)採択大学が遠路はるばるやってきていますが、とても意義のあることなのだろうと感じました。

 今回の会議では、その他にも大学教員の同事業に対する考え方(FD)、グローバル化に関するカリキュラム、企業マッチングの方法など、実務的な話も出ていました。(今年度採択の新参者ですが)私も今担当しているグローバル化に関する教育プログラムに関して、少し発言する機会をいただきました。

 司会の先生の仕切りが凄まじくプロ級で、要点を手元のPCに打ち込み前のスクリーンでまとめられるわ、その傍ら司会としての話を進行されるわと、そういった部分も感心しました。

 討論の後は懇親会で、他大学の先生方と情報交換をさせていただき、その後ホテルにチェックイン。結構、疲れました。しかしその疲れも今日、明日と滞在するホテルでは癒されます。大学既定の出張宿泊料金内でシェラトンホテルがとれました!

 
 (広島駅前、新幹線口を出た目の前にあります)
 
 (少しいい部屋がとれました)

 私のこだわるポイント、お風呂は広め、夜景もなかなかです。明日も頑張ろうという気持ちになります。

 
 (宿泊のこだわりポイント!ホテルからの夜景です。向かいはホテルグランヴィア