「桐」と「霧」 〜桐紋と濃霧、大河ドラマと東京出張

 本日のNHK大河ドラマは感動しましたね。ストーリーが史実と異なり多分に脚色されているとはいえ、栄華を極めた「大坂城豊臣氏の滅亡」にふさわしい「誇り」が十分に再現されていたと思います。

 豊臣秀吉(旧羽柴秀吉)は、「桐紋」を基本とした「太閤紋」を用いていたそうです(羽柴家は「桐紋」)。羽柴家と(おそらく)全く縁はないのですが、同じくわが家も一般的な庶民の紋である「桐紋」を継いでいます。そういう理由から、心の中で豊臣家を少し応援して見ていましたので、「誇り」を失わずに散った最後のシーンには満足しています(宮沢りえ扮する「茶々」いわく「『意地』なのかも知れぬ」ということですが^^)。今日で私の中での今年の大河ドラマは終了です。

                              • -

 3日、5、6日と休みが続きましたが、その間となる4日、一昨日は東京に出張でした。福井大学が、キャリアに関する文科省プログラムに採択されたことから、私がその申請書作成に関わったこともあり、JST科学技術振興機構)の意見交換会へ出席することになったものです。

 午後1時から開始でした。しかし朝8時の出発だと到着がぎりぎりとなるため、余裕を持って朝7時に出発しました。福井県内は霧が立ち込め特急しらさぎが徐行運転、米原での新幹線接続時間は10分のため冷や冷やしましたが、なんとか乗り継げました。米原での新幹線が1時間に1本しかないため、何かトラブルがあると、1時間ずれるのです。怖いものです。

 
 (「霧のため徐行運転」のアナウンスが流れた瞬間、「余裕をみて出発して良かった」と思います)

 東京は大学時代を過ごした場所ですので、出張するたびに大学時代を懐かしく思い出します。ちなみに学部時代を過ごしたわが母校、青山学院大は、今年の東都大学リーグにおいて勝ち点と勝率の双方で1位、亜細亜大と共に並んでいました。先日2日、その東都大学リーグの優勝決定戦が行われました。結果は…、残念ながら1-2で惜敗しました。しかし今でも硬式野球は強いですね!

 また本日行われた第41回全日本大学駅伝では9位!6位までがシード権獲得だったので、こちらも惜しかったです。しかしお正月に行われる箱根駅伝のシード権は得ています。駅伝はここ数年でとても強くなり、全国上位で健闘をしています。

 また年々さらに変化を見せる東京の街並みにも驚きます。私が学生時代に住んでいた場所の最寄駅、世田谷区の小田急線「経堂」駅は以前の面影すら残していません。そのような中、なんとこの東京のど真ん中の駅、今回の出張先であるJSTのJR最寄り駅「市ヶ谷」駅は15年前と変わりませんでした。

 
 (JR「市ヶ谷」駅のホームから見える釣堀(?)風景。今でも都内ど真ん中のオアシス?)

 さて市ヶ谷駅に着いたのが、ちょうど1時間前の12時、どこでお昼を食べようかと迷いました。しかし今回は同じ市ヶ谷のJSTでも本部(?)のほうとは異なり、日テレ向かいの麹町スクエアのほうなので、まずは目的地の確認を。結構歩きました。

 
 (せっかく1時間前に着いたので、まずは場所の確認^^。2階会議室です。)

 次にランチを…、するとやはり都内のオフィス街、また日テレ横、探す必要もないくらいお店があります。JSTの横にもお店が並びます。日テレ通り側から順に、インド料理、日本料理、韓国料理。

 
 (迷った挙句、韓国料理のお店に)
 
 (明太子ピピンパ定食を食べました)

 ランチに満足したところで、意見交換会に出席。説明とお話を伺い、こちらは新規採択側ということで既存採択大学の先生方にいくつか質問させていただき、また種々、ご挨拶をして、業務完了。他大学の教育活動を伺うことができたことは大いに参考になりました。

 せっかく東京にきたので、研究関連のPC周辺機器を見て帰ろうと秋葉原に寄りました。

 秋葉原もこの15年で大きく変わりました。私の学生時代の秋葉原の印象は「おしゃれな街」というよりは、使える実用的な電化製品からよくわからないものまで売っている「下町のガラクタ市場」だったのですが…。

 
 (秋葉原はアトレもでき、若い人が増えました)
 
 (こんなものまで出来ていました)
 
 (これって今話題の?)

 夜に東京から福井に戻ってきました。しかし朝6時起き、7時出発で帰宅23時前という東京日帰り出張は、相当疲れが溜まります。やはり北陸新幹線の福井延伸開通(東京直結)を期待します…、東京直結の経済効果は大きいと思うんですよね。