核抑止力のある国とない国、え?日本はある国だったのか!?

 先週土曜日、「ずぼ蟹」を食べました。そもそも「ずぼ蟹って何?」という話です。私も土曜に聞いたばかりの知識なのですが、「ずぼ蟹」は別名「水がに」ともいわれるらしく(というより「ずぼ蟹」のほうが俗称らしい)、脱皮したばかりの越前かにのことだそうです。こんな感じです。

 
 (あの固いカニとは違い、殻が非常に柔らかい)

 さすが脱皮したばかりということで、「殻が手で破れる」という表現が適切なぐらいです。アシの身を包む殻はハサミいらずで切ることが可能です。また身もずぼっと抜けます。だから「ずぼ蟹」なんですね。

 
 

 この日、福井大仏西山光照寺という場所で月1回の異業種交流の会が開催され、その勉強会の後の懇親会の席で食べました。この食べ応えのあるカニの身は他の地域ではなかなか食せないものです。価格も庶民的だそうで、これは3月までにもう1回食べなければと思いました。手ごろな価格でたくさん手に入れるには、港にいくしかないかな…。

 土曜日は福井大学の前学長の児島先生も来ていらして、お話をすることができました。またこの日の講演者は福井県立大学の島田教授で「インドと日本の連携」について話をされました。
 インドは日本と同じく、中国から領土問題に関する嫌がらせを受けています。有名なところでは、キューバ危機のどさくさに紛れて中国がインドの北国境から攻めてきたことなどです。島田教授の意見は、このような対中脅威を感じているインドと日本が仲良くすべきであるというものです。
 しかし日本は、インドがNPT(核拡散防止条約、Nuclear Non-Proliferation Treaty)に入っていないという理由で、インドとの距離を置いているというのが現状です。また多くの日本の政治家がインドに赴き、インドの状況も理解せず「インドも日本と同じく核を放棄しなさい」という建前論を述べて、インドの有識者からヒンシュクをかっているとのことです。
 インドの言い分は、「日本はアメリカという核抑止力のもとにあるからそのように言える。しかしインドは核をもたなければ、核をどんどん貯めこんでいる中国の言いなりになるしかなく、いずれ侵略されてしまう。」とのこと、要は「核抑止力」の話になります。

 以上が、ざっくりとした話の概要ですが、対中脅威をもつという共通点だけでインドと仲良くすべきという論理はやや違和感を覚えます。否定すべきものではないので、もう少し根拠を学ぶ必要があるだろうと感じました。きっと短時間では説明できないぐらいの、しっかりとした根拠があるのでしょう。次、お会いした時に詳しく聞いてみようと思いました。

 他の国を非難するのは控えた方がよいと思っていますが、しかし中国とロシアは行きすぎだと思います。韓国の行動も断じて許容できるものではありませんが、まだ韓国は何を考えているか理解ができる範囲です(決して許せるという意味ではなく、例えば実効支配を狙って既成事実を作ろうとしているのだろうな、というように、何がしたいかわかるという意味で)。しかし中露はだまし討ちをしたり、約束を破ったり、独裁で世論を封じ込めたり、こんな世界が現実にあったのかという、もう意味不明なファンタジーです。山を緑のペンキで塗りたくって、緑化というイリュージョンを見せてくれるぐらいの国ですから…。

 国際世論に著しく反した思想をもつ国は、軍事制裁まではしなくとも、段階的に距離を置くべきです。要はお付き合いをしなければよいのです。国際経済から締め出すだけで十分です。

 またわが国の主権を侵す国に経済援助をするなどという、意味不明なトレードをしている日本は、論理性の欠ける国と思われても仕方ありません。こちらもある意味、現実的な対応をしなければなりません。対ロシアもしかりです。「『領土交渉は今後一切しないが、国交回復の交渉は続ける。』と言われナメられる、しかし黙っている、そんな阿呆な国」そのように世界から見られないためにも、論理整合性のとれた行動と主張が必要です。

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 先週もまた経済産業省に出張にいく用事があったのですが、久々に経産省地下のスタバに入りました。福井市にもスタバはあるのですが、なぜかこちらに来て未だ一度も利用せず。久々です。

 
 (「経済産業省店」といらしいです。中国みたいな名前w)

 しかしアイスショーモカが400円、ショートサイズでこんな額だったけな?一般の喫茶店やホテルのコーヒーよりは安いものの、なんか値上がりしたような気がします。それともこの店舗だけ高かったのかな?