思い出しついでにワラワラと・・・(笑)

 私の大学PCのIE起動時のページ(ポータル)はグーグルです。「ヤフーほどごちゃごちゃしてなくていい」という理由からですが、さすがに少し「真っ白でシンプルすぎ」と思っていました。するとよく見ると、画面左下に背景を選択できるボタンを発見、、、なんと今まで気づかなかった。

 さっそく私が大好きな風景写真に、その中でも夕刻の風景を背景にしました。これは横浜ですね…。

 グーグルはなんとなく自分と相性がいいです。中国市場から「勇気ある撤退」を決めただけあります。

 「勇気ある撤退」という言葉で、ふと今思い出したのですが、先日、当地の新聞に「戦略的様子見」という言葉が出ていて、思わず吹き出してしまいました。よくよく内容を読むと「費用対効果が見込めないものには、あえて最初から参加せずに様子を見る」ということらしく「う〜む、なるほど」とうなづけるものなのですが、ただなぜかこの言葉が私にはツボにはまっています。ものは言いようです。←やはり納得していない(笑)

 ちなみにその言葉が使われた内容は「福井県関西広域連合への正式参加を見合わせる(オブザーブ参加)」というものです。

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 思い出したといえばスティーヴン・D・レヴィット教授の本です。未だ相撲協会八百長疑惑がニュースやワイドショーを騒がせている今日この頃です。しかし、レヴィット教授は2006年に出版した「ヤバい経済学」(東洋経済新報社という書で明確に相撲における八百長の存在を指摘しています。

「はっきりとした結果に基づくインセンティブが与えられていると、インセンティブがあいまいな場合よりも八百長が起きやすい。」(48頁)
という前振りがあり、そのあとにいやらしくも(笑)
八百長で負けるのが第一級の罪であり、相撲が神国第一級のスポーツであるならば、八百長で負けるなんてことは相撲ではありえない」(49頁)
と(日本人を挑発するような)問題提起をしています。そして勝ち越しか負け越しかで番付が上下し、そこで給与その他に天地の差が開くという説明をしたのちに、
「7勝7敗と五分の力士が勝って得るものは、8勝6敗の力士が負けて失うものよりずっと大きい」(50頁)
として仮定を持ち出し、7勝7敗の力士の8勝6敗の力士に対する期待勝率が48.7%に対し、実際の勝率は79.6%であるというデータを提示して(51頁)、八百長であると言いたげな展開にもちこんでいます。

 おまけとして、過去に「八百長だ〜」とマスコミが騒いだ直後の本場所では、期待勝率に戻っているということまで述べています(53〜54頁)。いまとなってはレヴィット教授のこの挑発的な論理に「その通りでした」と認めるしかないわけですが(^^;。

 しかし私は八百長疑惑に関して、このようなレヴィット教授の分析があるからこそ、力士の処分は見合わせるべきだと思います。その責任の一端は力士だけではなく、このようなインセンティブが働く相撲番付のルールをつくった人にもあります。処分すべきとまではいわなくとも、そこは考慮してしかりだと思います。

 待遇やその他の身分的優遇を聞く限り、理性や倫理、道徳観といった言葉が勝ることのない仕組みですから。力士の方にしてみれば「この制度に嵌められた!」みたいに感じてしまう人もいるのでは?

 もちろん私は八百長を肯定しているわけではありません、念のため。

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 どこに責任があるかという問題でまた思い出したことがあるのですが、今更ではありますが、貸金業におけるグレーゾーン金利問題も酷いものでした。あれは確実に法の欠陥です。

 グレーゾーン金利とは、現行の貸金業法及び出資法の改正(2010年6月18日施行)前にあった2つの法律による上限金利の差のことです。利息制限法の上限金利が15〜20%に対し、出資法の上限金利が(29.2%)だったのですが、結局改正前に15〜20%より上で貸し付けていた金利は違法とされ、その結果、利息返還請求訴訟が続いています。業界最大手だった会社の破綻だけでなく、数多くの業者が廃業に追い込まれました。

 このような2つのスタンダードがあったということは、当然、その法律を認めていた国にも責任の一端はあるわけですが、残念ながらそこは民間のみが責任をとる形になっています。

 ついでに言えば、上限金利の設定自体、一見、消費者の味方のように思えますが、経済学的にはその逆であることが既に説明されています。いわゆるノンバンクは顧客の貸し倒れリスクに応じて金利を設定しお金を貸し出します。上限金利を法律で設定してしまえば、たとえば年25%の利息なら貸し付けてもいいと貸し手側が考えていた顧客は、上限金利規制により法律が認める市場ではお金を借りることができなくなってしまいます。これって法律が消費者を苦しめているともいえます。

 あくまで法律が認める範囲の話です。わが国の政治家はヤミ金融を増やしたいのでしょうか?今日のインターネットの情報では、「貸金業法改正に関する超党派勉強会発足」という報道があったそうです。メジャー4党の有志議員ら約30人が昨日都内で「貸金業法改正」の会を発足させたとか…。もう既に問題が起こってからの事後的な対応になっています。

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 などと思い出したり、言い始めれば切りがないのですが、最後にもうひとつ。ここ数日、福井もやっと日が射してきて、少し春の兆しを感じるようになってきました。まだ街の方々では雪が残っていますが、我が家のベランダ栽培の大根菜は顔を出すようになりました。

 思い出したように収穫!こんな姿に変身^^

 
 (お待ちしてました^^)

 ♪今年の春は何まこうか〜♪(「どこ行こうか」じゃなく^^)考え中です。