Is my room full of my items? - そんなに「らしさ」が出ていますか?


(お台場付近から東京湾を向いて、2014年11月)

 私は船(や城)を見るのが好きで、船の中でも帆船(の模型)が特にお気に入りです。ベンチャービジネス東インド会社は、帆船のイメージと結びつきやすいので、今の研究分野も幾分、そうあるべくして出来上がった、予定調和の状態なのかなとも思うこともあります。

 日曜日は東京で用務があり、その関係でお台場付近にいきましたので、帰りに東京湾をじっくり眺めて帰ってきました。海を見ると、超多忙な状態であっても、幾分、心が落ち着くものです。

    
 (左/用務は科学未来館ということころで、政策関連の話し合いがありました。右/東京湾です)

 多忙というと、先月からそうなのですが、先週、再びヤマがあり、ほぼ毎日0時近くまで仕事をしていたのですが、先週、木曜日の夜、仕事が終わり、建物を出ると前がぼやけています。「もしや、ちょっと頑張りすぎたか。目に来た(><)」と思いきや、体の方は至って正常で、どうやら濃い霧が市内を覆っていたようです。福井に来て5年ですが、霰に雪といい、カミナリといい、この霧と、まだまだ様々な発見があります(^^ ちなみにその昔、とんでもない高校に在籍していて(笑)、某先生が「血を吐くぐらい勉強しろ!血を吐いたか?」とよくおっしゃっていましたが、その教えを思い返せば、私の仕事量はまだまだ甘いですね…。そもそも当時はゲームばかりしていて、まったく大学受験勉強をせず、高校では落ちこぼれの部類でしたが…。

    
 (左/先週、木曜の深夜は、霧が相当濃かったです。 右/ゲーム研究の資料作りをしていて、少したて込んでいました)

 最近、パラレルコンピューティング(parallel computing)の思考を、自分の中にも効率的に取り入れられないかと、勝手な妄想をしています。要は自分一人の中に、マイクロプロセッサ的な思考部分を複数もつマルチプロセッサのような状態にならないかと考えているわけです。マルチコアプロセッサ的でもいいわけです。

 今の状態は、その全く逆で、常に10を超える複数のタスクを1主体が同時に処理している状態で、それが祟ってか、時折、モノ忘れが出てしまうので、これはまずいと、仕事のやり方を少し工夫しました。

 今まで4〜5のタスクでは、メモ帳で事足りました。7〜8だとポストイットを机にベタベタ貼り付けて、順に処理するように心がけていました。これらのタスクが単純作業であれば、メモ帳でもいいのですが、創造力や洞察力が要求されるもので10を超えると、もう一工夫が必要ということで、部屋の壁に思い出したことや、思いついたことをメモできるようにしました。結構、いい感じです。

 といっても、大学の部屋なので、勝手に落書きすると怒られるだろうから、常に落書きができ、常に消せる壁にしてみました。「どこでもシート」というものの活用です。ドラえもんの秘密兵器のような名前ですね。
 
    
 (壁の有効活用で、仕事の効率が相当アップしたように感じます)

    
 (左/セーラーのこのシートは便利です。 右/しろたんも壁やドアに貼っています)

 しかしこのシート、想定を遥かに超えて素晴らしいものです。セーラー万年筆という会社が出していて、「あの万年筆のセーラーか。」と思ったのですが、この会社、調べてみると、他にも結構、便利なものを出しています。万年筆の会社ですから、今までは普通のオールドエコノミー的な会社かなとも思っていたのですが、このような発想の商品を出せる会社であれば、もしかすると将来は3M(スリーエム)並みの大企業に大化けするかもしれませんね。

 よく見れば、この会社、このシートの箱にあるロゴを見ると船の「イカリ」じゃないですか!これはまさに偶然ですが、私の好きな船に結びつきます。妙に親近感がわいてきました。そっか、セーラーって、帆船(Sailer)のことですね。今になって、ようやく気づきました。

 しかし最近、私の部屋を訪ねてくる学生らが、私らしい内装だと口をそろえて言うのですが、そんなに「らしさ」が出ているのでしょうか?