Is its preliminary announcement a kind of marketing ? - なんとなく気になったこと

 昨日は久しぶりに大学から歩いて10分ほどの場所にあるカフェに行き、遅めのランチを食べました。このお店、ランチメニューがとてもおしゃれなので「私のお気に入り」なのですが、ここ数ヶ月はご無沙汰でした。4月までは寒かったのと(単なる出不精とも…)、昨年度末は経営教育用ゲームソフトウェアの開発関係で恐ろしく忙しかったので、なかなか足を運ぶことが出来ませんでした。しかしちょうど先日に授業で消費者余剰を扱ったこともあり、ふと個人的に消費者余剰が大きいと感じていたこのお店に行きたくなった次第です。
* 消費者余剰…消費者が支払ってもよいと思う最大の価格から、実際に支払う価格を差し引いた額(消費者余剰=需要価格−市場価格)
 昨日のランチのメインは「きのことソーセージがたっぷりのトマトソースパスタ」で、さらにスープ、サラダ、パン、デザートはレアチーズケーキ、アイスコーヒーもついています。

    
 (この内容でデザート、飲み物込みで900円は価値があると思います。私的に消費者余剰は大です)

 壁を見ると、この一週間のランチメニューが貼り出してあったので、それが気になります。気になったのはランチメニューの内容ではなく、この開示がお店のマーケティングとしてどのような効果があるかということです。
 何が変わるのかを考えてみました。まず消費者(顧客)の意識でしょうか。多くの人は、明日のランチはこのようなメニューを食べようとは固く決心していません。つまり前日は、頭の中はほぼ白紙の状態です。早くても当日の朝に「今日のランチは〜を食べたいなぁ」と思うぐらいのものでしょう。
 そのような明日のランチの予定が未確定である消費者に対して、週間ランチメニューを開示することは、「明日は〜がメニューなのか!」という印象付けの効果がありそうです。もしそれがその人の好みのものであったなら、「明日もここに来ようかな」という動機付けにつながります。つまり一種の宣伝となる効果があると考えられます。
 お店の側としては、仕入れの柔軟性に欠けそうなデメリットを感じないこともないのですが、それを上回る効果があるのかもしれませんね。

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 週末はタイへ出張でした。さすがにこれだけ何度も行くと、そうそう新しい発見は多くもないのですが、それでも朝の散歩で住宅街などを歩くと、いつもと違う風景を発見したりします。


 また午後は本学の研究員さんと、せっかくタイに来たのだからと、定番(?)のマンゴータンゴーでマンゴーを食べます。新しい発見は少なくなっても、日本ではなかなか食べる機会がないものを存分に味わえるのが外国のいいところですね。