There are many elements which should be studied just there. ー 日本企業の現地での展開(戦略)や、日本ブランドの浸透にも注目してみましょう!


(3月3日、カオヤイ2日目に訪れたテーマパークです)

 8日、本日は学生の調査日です。20名の学生、各々が事前に非常に興味深いテーマを伝えてくれました。数日後の発表が楽しみです。

 海外研修では、時々「日本食断ち」を頑張る学生がいます。それは個人の自由ですので頑張って現地の食事に慣れてほしいですね。

 しかし稀に「海外にきて、日本のチェーン店に行ってどうするの?」という先生がいらっしゃいます。私はむしろ逆だと思います。

 それぞれの専門の見方ということもあるのでしょうが、製造業だけでなく、非製造業においても、企業の国際化の視点からみると面白いものです。むしろ日本企業が展開する(ライセンス契約を結ぶ)チェーン店に行くと、学生目線であっても日本では気づかない発見が多く存在します。

 特に私は本学の学生を、バンコクでは機会があるごとに「8番ラーメン」に連れていきます。福井では国道8号線沿いを中心に数多く展開する同チェーンですが、店の設計、厨房から接客内容、業務管理のシステム、メニューや価格設定、味付け、備え付け調味料に至るまで、目に見える部分だけでも、それぞれに日本との共通点と相違点の双方が存在します。

 お店では、私はあえて何も言わないのですが、メニューに対し写真を撮っている学生らを見て、彼ら彼女らが何に気付くかを楽しみにしています。

 各産業に限らず、海外における各両替所の外貨両替のレートの違いも、日本にいてはFXをしない限り、まず気にしません。しかし、これも為替を身近に感じる金融教育の第一歩のうちだと思います。現在のところ、バンコクの日本円‐タイバーツのベストレートは、伊勢丹近くの"Super Rich(緑のほう)"、セカンドベストはタニヤ通りの「タニヤスピリッツ」でしょうか。

    
 (左は「8番ラーメン」の「8ちゃんらーめん(58B)」ですが、対して同店の餃子などのサイドメニューは70Bほど、日本とは何か価格バランスが違うようです。右は「Coco壱番屋」の「やさいカレーのセット(140B+50B)」です。こちらのココイチ(Terminal21内)はルーがかなり粉っぽくコーヒーは薄い気がします)

 「(日本食ではなく現地食を食べることで)現地に溶け込んで調査(研究)しなければいけない」というそっち系の専門の方々の意見もあると思うのですが、実際にバンコクに来ると、その言葉がどうやらおかしいことに気付くと思います。屋台で25バーツ(バンコクでは最近高めで40バーツ前後のところも)のラーメンをすするイメージが強いタイですが、込み込み(VAT7%やサービス料10%)で平均200バーツほどはする日本食チェーン店を覗くと、今ではタイ人で順番待ちも起こるほど混んでいること(日本では最近こういう風景は稀ですね…)、この現状を見れば、むしろ「(現地において)日本食を好んで食べないと、現地に溶け込んでいないことになるのではないか?」と思うくらいです(笑)

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 さて、先日のカオヤイ2日目の3月3日の写真をアップいたします。こちらで羊を見て、「本当に羊は『メ〜』って鳴くんだ!」という学生らの言葉が印象的でした。

    
 (前夜の停電、これこそ柔軟性を養うことになりました。電気がなくてもやれることはあります^^、そして朝を迎え宿泊先を後にします)
    
 (「ここは何だ?」という綺麗な場所)
    
 (メルヘンチックですね。どうやらテーマパークのようです)
    
 (さっそく楽しんでいますが…)
    
 (無茶はしないように^^;)
    
 (次に来たのは、どうやら羊がテーマ?)
    
 (私には「ゥメェー」って鳴いているように聞こえました)
    
 (フェイスブックにはすぐに何枚か挙げましたが、次はワイン工場にやってきました)
    
 (最後はアユダヤのアウトレットを軽く見て(トイレ休憩だったのか?)タマサート大学に戻りました)