Is it the real goods only for an outlet? − アウトレット専用商品の存在が気になる今日この頃


北野天満宮の参道途中にて)

 今年のお盆は海外調査出張で両家の墓参りができなかったため、先週末に1泊2日で京都に戻り、墓参りと里帰り(および京都・滋賀の観光)をしてきました。

 
 (さらに拡張予定の「三井アウトレットパーク滋賀竜王」です)

 そして今年も竜王にある「三井アウトレットパーク滋賀竜王」を訪れました。先日、テレビで「アウトレットの実態」なるものを特集していました。最近はアウトレット専用商品なるものを「あえて」製造しているとのことです。

 「ふ〜ん」と聞き流せないぐらい、何かがおかしいなと感じたのですが、確かによくよく考えると正規店での「半端物」や「売れ残った在庫」「型落ち品(旧バージョン品やシーズン遅れ品)」を処分する目的をもつのがアウトレットのお店で、アウトレット商品を「あえて作って」並べるというのはその目的から完全に逸脱しています。

 上記目的(というより「位置づけ」か?)が現代社会において正しいと仮定するならば、そのテレビの報道ではアウトレット専用商品を製造する理由を「アウトレット店に並べる商品がないから」と述べていたので、非論理的な説明をしていたことになります。

 そして実際に先週末にアウトレットモールでアパレル商品などを見ると、確かにその風潮があるように感じました。思わず "Is it the real goods only for an outlet?" と問いたくなります。変な質問ですが、「それは『本物の』アウトレット品なのか」と。そもそもアウトレット品なので「正規品」ではなく「アウトレット商品」なわけですが、以前に「正規店」に並べていたものと同じもの?という疑問がわくわけです。

 「三井アウトレットパーク滋賀竜王」には東京に住んでいた時によく訪れた私のお気に入りの "Barneys New York"というアメリカのセレクトショップなども入っているので、アパレル以外の商品や、同店がこうならないことを祈っています。

 
 (さすがに食べ物にアウトレット店専用も何もないでしょう)
 
 (ということで、まずはソフトクリームを!さすがGODIVA、チョコレートが濃厚です!)

 そういえば私が好きなブランドの一つである、タイのジムトンプソンも数年前からバンコクにアウトレットのお店が増えたような気がします。基本的にアウトレットでモノを買うときは正規店の商品を(時系列的にも)チェックして、その比較からお得と感じれば買うようにしていたのですが、このような話を聞くとより注意深くならねばなりません。怖い世の中になったものです。そのうち「アウトレット専用商品」のアウトレット市場が生まれるのでしょうか? 


 さて先週末の8月25日、北野天満宮は月1回の縁日です。私は小さい頃、祖父にこの月1回の縁日に毎月のように連れてきて(いって?)もらいました。懐かしかったです。

 
 (北野天満宮の月1回の縁日!祖父からいつも、「出店はお参りの後」と叱られました…)
 
 (手水舎(ちょうずや)で手を清めます)
 
 (この門をくぐって…)
 
 (お参りをします!)

 高校時代は学校が東寺(教王護国寺)の中にあったため、毎月23日は多くの人で賑わう出店の間を通って通学、もちろんこの日は騒がしくて学校は授業になりませんから、宗教行事のみで終了!帰りに出店に寄るのが楽しみでした。なぜか毎回お茶屋さんで100g 1300円もする「かぶせ茶」を購入していました。あの甘みがいいんですよ(笑) 高校時代からコーヒーと緑茶はよく飲んでいました。


# 関係のない話ですが、「今年のお盆は」と書きましたが、昨年のお盆も研究出張でタイにいました。タイからミャンマーに陸路で入国した日が「8月12日」と偶然にも共通でした。今年もお盆の墓参りだけでなく、靖国神社参拝にもいけませんでしたので、東京出張の折に英霊に感謝の祈りを捧げてこようと思います。