連想していて、ふと逆に考えてみた−原発を世界的に推進しても…

 ふと逆に考えてみました。さらに原子力安全工学の技術を国策で進歩させ、その技術が極限にまで達すれば、むしろ世界は原発を推進するのが一番賢いのではないかと。日本だけでもそのような社会を想像すると、私たちの暮らしのエネルギーは格段に安くなり、一部の空洞化した産業においても(アジアの人件費の急速な高騰と、相対的な日本の電気エネルギーコストの低価格化)で世界から日本への工場のUターン現象が起き、その結果、現在の人材のグローバル化は逆行し、日本企業の日本人の雇用は戻り、それらが複合的に効果を生んで個人の可処分所得は増大し、円は国内で回り始め、日本の景気は上向くかも、…などとかなり恣意的、妄想的なことを考えていると、ある壁に…。

 原子力発電と言っても、原材料が必要です。それはウラン、ウランは無限でしょうか?石油と同様、やはり有限です。逆に考えても行き詰りますね。去年、嶺南の「もんじゅ」を見学したのですが、あの高速増殖炉であればウランの利用効率が格段に高まるので、やるとしても「もんじゅ」型しかないのかもしれません。

(なお私は以前にも記載通り、原発に賛成、反対と明確な回答を示すほどの情報をもっているわけでも、分析をしているわけでもなく、また誰であれこの問題に絶対的な正解を見出せるほど現代社会はわかりやすいものでもないので、むしろ相手の意見を聞かず、一方的に賛成とか反対とかを他人に主張をするほど滑稽なものはないと思っています(議論はすべきです)。)

 この逆に考える連想に至った理由は、至って低次元なことからなのですが…。最近、出張先でも、県内でも、あらたにコレというスイーツに出くわすことがなかったので、昨日は早めに仕事を切り上げ、19時30分の閉店ぎりぎりに、(久々に初心回帰で!)エスポワールに行きました。やっぱり、店員さんの応対から、デザイン、味を含め、ここがいいものです。中間投入物(原材料)のみならず、生産要素(労働・資本)が生み出す付加価値の賜物です!

 
 (チョコレート系が好きなのですが、色鮮やかなフルーツ系もいいものです)

 それで付加価値、価値などと考えていると、先週に寄ったお店で飲んだカクテルを思い出しました。

 
 (お酒はほとんど飲まないのですが、カクテルになるとそれが一転、「よろこんで」飲みます…今回はドライ・ジンをベースに風味豊かにさっぱりと作ってもらいました)

 普段、ジンベースのカクテルは、さほどこれといった特徴も感じずに飲むものですが、今回は違いました。ロングなのにきつい(そりゃ、ドライ・ジンをベースにしたので当然なのですが)、なんだかえらく締まりのある、また香り豊かな味です。ベースは"THE BOTANIST"といわれる“Lomond still(ローモンド・スティル)”で蒸留されたドライ・ジンです。約30種の香草などで作られたとのこと、「なるほど、だから"Botanist"、つまり『植物学者』なのか」と納得です。

 カクテルも生産要素(労働・資本)が生み出す付加価値の賜物です。原液を飲まない人がバーテンダーのステアによる労働と、Barの雰囲気を作る設備投資やシェーカーなどの備品といった資本が加われば、化学変化すら起こしていないのに飲むようになるわけですから(笑)。

 それで付加価値が転じて、酔い出しながらもEPR(Energy Payback Ratio, エネルギー収支比)を考えはじめ、現状の太陽光発電システムが「産業経済的に見ると」いかにまだまだなのか(EPRが1を超えない産業が成り立つ不自然!! なお太陽光発電のEPRの数値は各意見あり)や、(私は専門外ですが)さらなる太陽光発電の研究の進展の必要性を考えていたのが先週の話です。

 そして昨日、ケーキを見ながら先週の付加価値のことを思いだし、「太陽光発電の研究の進展の必要性?いや、待てよ、逆に…」となったわけです。

 もともと学生時代から色々な人に、「ようそんなとこまで連想するなぁ(学生時代のいたずらを含め、大抵がアホなことですが…)」と言われ続けてきたのですが、最近、思いつくシチュエーションがパターン化されてきました。一つは「寝ているときの夢の中」、これは昔からです。学生時代は大体の数学の難問を夢の中で解いて、朝起きて忘れないうちに急いで書き残すというパターン、その次は「散歩しているとき」、さらに滅多に飲まない私が珍しく「酔っているとき」です。

 歩くのは大学時代に「徒歩旅行愛好会」というサークルにいたことから好きではあったのですが、一人のときでないとモノを考えませんので、このパターンも最近のことです。

 最後に、最近歩いていると花が綺麗なので、写メ等を撮っています。そっと?載せておきます。

[大学近くでは紫陽花などが咲き始めました]
  
 
 
 
 
 
[先日の沖縄でも綺麗な花を散歩中に発見]