「目から鱗」とはこのことか!−米軍による占領の歴史と日本の経済復興の深く不可分な関係を聞いて

 昨日から(兼任の)本学キャリア開発支援センターの業務(研修引率業務)にて、沖縄入りしています。研究員の方々らと共に、昨日は琉球大学の片岡先生とお話を、本日、午前は沖縄県産業振興公社にて沖縄県産業のお話を、午後は仲井眞知事の事務所をお借りして、仲松市議会議員、ならびに牧野前沖縄県前副知事から沖縄の歴史と経済のお話を伺うことができました。

 琉球大学の片岡先生は、実は私の大学院時代の同窓にあたります。今回、研究員さんの研修にあたり、突然お電話したにも関わらず(そしてサクッと趣旨をお伝えしたところ)、即OK、私が話さんとする内容を察してくださり種々のお世話をいただけることになりました。実はこの6日間の研修期間のうち3日も時間を割いていただきます(感謝!)

 仲松議員からは沖縄の日本返還後からの第1次復興計画から沖縄21世紀ビジョンに至るまでの時系列の話を、また沖縄経済のマクロな動向や対外外交の話を伺いました。仲松議員は前職の京大時代(3年前)に、離島におけるスマートグリッドの経済性の研究にてご縁を頂いており、今回もお忙しい中、時間を割いていただきました(感謝!)

 
 (牧野前沖縄県副知事を囲んで)

 牧野前副知事からは、当初の想定を大幅に上回り、2時間以上にわたり、米軍機密資料(公開法により解禁になったもの)からの客観的な分析による沖縄の歴史、そしてそれがいかに経済復興と密な関係にあったかを、緻密に、かつ非常に論理的にご説明をいただきました。内容をすべて記載するには時間がかかりすぎるので避けますが、感想を一言でまとめると、沖縄の歴史は日本の経済復興と不可分の関係にあり、今までマスコミや教科書から得られた情報というのが間違いではないにしろ極めて断片的であり、いかに表面的なものであったかがわかります。少なくともそれなりに沖縄の歴史を知っていたところで、沖縄の米軍基地をはじめとする問題を議論できるものではないということです。目から鱗です(感謝!)

 昨日、今日は盛りだくさんでした。そして明日も琉球大学にお世話になります。そしてきっと明日も沖縄料理を食べます^^

 
 (沖縄といえばグルクンをはじめとするお魚です)
 
 (牧志の公設市場で食事、奥は島らっきょう)
 
 (沖縄でビールといえばオリオンビール!)
 
 (サーターアンダギーも食べます!)  
 
 (どこで食事をしてもその量が半端じゃない…)