そ、そのとおり!安倍公房!!

 私が最もはまった作家です。

 最初はさほどメジャーではなかったが、自分としては大のお気に入りの歌手だった。そんな歌手が、とうとうレコード大賞を取ると聞いた感覚、おそらくそれが今の私の気分です^^。この記事は嬉しい。

 もちろん安部公房といえば、知る人の中では超有名なシュール・レアリズム作家です。「青春時代に影響を受けた曲」(例えば尾崎豊など)という表現がありますが、安部公房作品は私の学生時代にかなり思想的な影響を与えました。ちなみに高校時代、医学部志望に固まった要因の数%も安部公房という作家の生き方かな。

〜引用ここから〜

安部公房は受賞寸前だった…ノーベル委員長語る
読売新聞 3月23日(金)15時21分配信
 ノーベル文学賞の選考を行うスウェーデン・アカデミーのノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長(78)が21日午前(日本時間同日夕)、読売新聞の取材に応じ、1993年に死去した作家・安部公房が同賞の受賞寸前だったことを明らかにした。
 ストックホルム市内の自宅でインタビューに応じたベストベリー委員長は、安部公房について「急死しなければ、ノーベル文学賞を受けていたでしょう。非常に、非常に近かった」と強調した。

〜引用ここまで〜

 中学時代の国語の恩師に「箱男」の話を聞いて、興味を持ち、読み始めます。その後安倍公房の小説、戯曲は、中学、高校時代にほぼ全て、さらに未発表だった作品を含め、大学・大学院時代も全作品を何度も読み返しました。「笑う月」がお気に入り。

 学校を卒業してからは久しく読んでいませんが、きっと実家に帰れば、どこかに眠っているはず。シュール・レアリズム万歳です!