リスクプレミアムからわかること−福井大学と福井県立大学の学生データから

 いま、研究テーマの一環として、デジタルゲームを用いたりしつつ個人や組織の行動履歴をもとに、それらの起業家精神を多面的に分析できないかと試みています。先日よりリスクプレミアムという概念にも注目をしていて、様々な場所でデータを収集しています。

 リスクプレミアムとは、金融の分野で使われる言葉で、リスクに対して支払われる対価と説明されます。簡単な例を出すと、デフォルト寸前の債券を購入する場合は高い利回りが期待できないと購入しない、その一方で安全性の高い債券の場合は少々利回りが低くても購入します。この利回りのこととイメージすればよいのです。

 しかしリスクプレミアムは個人の考えにより異なるのも事実です。そこでこの個人により異なる度合いについて、本学の授業、ならびに他大学の授業でデータの収集をしています。

 要はリスクを取れるかどうかもその度合いに大きく関わるわけですが(如何にリスクを取ることができるかはリスク許容度といわれます)、データ収集の結果、リスクを取ることのできるのは、回答者全体として福井大学の学生より福井県立大学の学生のほうでした(私の考えによる数値化では、福井大学(48名)の65.0に対し、福井県立大学(147名)では70.1です)。また起業家精神が高いのは福井大学のほうでした(同じく数値化すると、福井大学(48名)の50.0に対し、福井県立大学(147名)では47.7です)。

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 リスクといえば、私は昨日、今日と、車を使わずに電車で出勤しています。「飲んだら乗るな」という言葉がありますが、私の場合、お酒は苦手ですので「飲んだら」という前提そのものが少ないのですが、雪はさらに苦手で「(雪が)降ったら乗るな」です。

 私は当地に来て、もう1年半になります。雪の季節になると「もうスノータイヤに履き替えた?」と色々な人から聞かれます。私の場合…、そもそも雪が降ればどんなタイヤでも恐ろしく怖くて車に乗れません。車の運転に関して、私は相当、リスク回避をする性格のようです。

 
 (昨日の本学)
 
 (昨日の本学…でも昨日も今日もあまり変わらず)
 
 (降ったら(車に)乗らずに電車で通勤します)

 一昨日より雪が降ってきて、ニュースでは、今朝は福井市内で44cm、今庄では1.5mの積雪などと言われています。そういえば一昨日の夜は、車の底以上に雪が積もって、車高が比較的低めの私の車は、少し移動させようとしても、どうにも動きませんでした…。そして雪かきの筋肉痛が…。