キャリアの教育の一要素「ドリームワークスタイル・プロジェクト」 in Universuty of FUKUI

 本日、先ほどまで、本学内にて「ドリームワークスタイル・プロジェクト」という経済産業省が推進する取り組みの授業が行われました。参加学生が、地域企業のエグゼクティブにインタビューを行い、来週に学生たちがその企業の紹介を行うという取り組みです。本日と来週の計4コマで完結します。

 日本の大学生の多くがブランド企業(大企業)志向になっており、その一方で中小企業では大学生の就職内定率が低迷する中でも求人倍率が1.5倍を切ることはありません(経産省ニュースリリースより)。これは「構造的な雇用ミスマッチ」といえます。

 そのような中、この取り組みは中小・中堅・ベンチャー企業で働くことの魅力を、大学教育の中で学生自らが実感することが目的とされています。今回、充分にその目的が果たされていたと感じました。

 
(各グループで企業の方と学生たちとの話が盛り上がっていました)

 参加した学生から、「最初はただの販売業だと思っていたけれど、販売にもこれだけ戦略があるということを知り驚きました。本当に良かったです」との感想がありました。

 大学におけるキャリアの教育が就職対策になってしまっていることもあります。またその一方で、私の授業のように人生設計に共通する考え方や社会人基礎力の養成に重点におき、それをもとに15回の授業の後半でキャリアのデザインを目指すものもあります。

 しかし今回のように就職対策とは異なり、地域企業の素晴らしさを実感する本質的な企画もいいものです