中秋の名月〜お月見は、なぜ秋?〜

 昨日は中秋の名月でした。秋である7月〜9月のちょうど真ん中、旧暦の8月15日が「中秋の名月」ですが、今年は9月12日、昨日ですね。なぜこの季節が月見に適しているかというと、夏は月の位置が低く、冬は高すぎるため、春か秋がちょうどいい高さだからとのことです。さらに春よりも秋のほうが「月見」に適しているのは、「春がすみ」「秋晴れ」という言葉が根拠になるかどうかわかりませんが、秋のほうが晴れやすいということだそうです。

 私は花札が好きなのですが、確かに花札では「花見酒」「月見酒」の「酒」(菊に盃,9月)ではないほうの札「花見」(桜に幕,3月)、「月見」(芒に月,8月)はそれぞれ春と秋を示しますね。

 
 (自宅から見た今年の「中秋の名月」)

 なんとなく落ち着きますね。私は高い位置から夜景を見下ろすのが好きなのですが、時には上を見上げるのも、またいいものです。

 先週末、金、土、日は、大阪、兵庫、東京と1日毎の移動でした。大阪では、ちょうど同じ場所に用務があったため、難波駅直結の「ホテルモントレーグラスミア」に宿泊したのですが、少し価格が高めの部屋だと「夜景が美しい部屋確約」とのことで、そのプランにして、27階の部屋に宿泊しました。大阪、難波から見る夜景も悪くありません。

 
 (やはり大阪は高層の建築物が多いですね)

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 新内閣でも早速9日間で経産大臣が辞任しました。相変わらず日本の政財界では、問題が起これば責任者に辞任を迫り、それで事を済ませる風潮が続いています。もちろん失言以上の事態を起こしたのかもしれませんが、辞めればそれでいいのでしょうか。雑感ですが、デジタルゲームをプレイしている時、自分が満足する結果を得られなければ、即座にリセットボタンに手が伸びる感覚に共通した、現代日本社会の風潮を感じます。

 俗にレフトサイドと呼ばれる人々にも疑問を感じます。日本全体として、自己責任意識やストレス耐性の欠如が原因なのかもしれません。自分がうまくいかないのは社会が悪いため、そのような筋違いの考えによって、不満のはけ口が、国や政治、企業、およびそのトップへの攻撃へと転嫁されていないでしょうか。