よくわからないチャージ…「総額表示義務」は大事なこと!?

 「明朗会計」という言葉、時々、耳にしますというより、表示で目にします。当地ではあまり見ませんが、京都ですと寿司屋やラウンジなどでよく見ました。

 この言葉の意味は言うまでもなく、合計の勘定が、個々の細目(内訳)の合計に合っていることを指します。よくわからないチャージなどがついていない勘定という意味でも使われます。

 今日、来週末から向かう東南アジア(タイ、ミャンマー)の調査に関して、タイにおける国内線の予約をネットで行いました。タマサート大学のランシットキャンパスに用事があることから、スワンナプーム空港よりはドンムアン空港を利用するほうがいいと思い、ドンムアン発のLCC(Low-Cost Carrier:サービスの簡素化、効率化により低価格で輸送サービスを行う航空会社のこと)を利用することにしました。LCCは安いと言われているものの、日によってはタイ国際航空とさほど価格は変わりません。仕組みとしては、安い席から順に埋まっていくということで、予約が集中する日は価格は高くなります。

 この日は思ったより高かったのですが、Orient Thai Airlineのサイトで無事に席を確保しました。こちらはまさに明朗会計でした。

 帰りは同社のフライトスケジュールが合わなかったため、LCCで有名なAir Asiaで予約を入れました。なんと最初に提示された価格は、タイ国際航空(TG)の半額以下、Orient Thai Airlineのほぼ半額、混雑状況も関係しているとはいえこの価格には驚きましたが、予約の手続きを進めていくうちに、様々なチャージがつくことがわかりました。

 例えばmeal(食事や飲み物)のオプション料金、重い荷物の追加料金、そして「ん?」と思ったのが座席指定の追加料金、これはエコノミーでも発生します。要は指定しなければいいのですが、どうもLCCの場合、指定をしないと本当に椅子取りゲームのような自由席になるそうです(もちろん予約分の数は確保されているでしょうが)。

 さらに"Air Asia insurance"、要は航空会社がやっている保険ですが、これは英語を読むのが面倒だからといってサクサクと予約を進めると、なぜかデフォルトで追加される仕様になっています。もちろんこの保険を「外す」方の選択をしましたが、すると"Are you sure?"といわんばかりのポップアップ、それでも拒絶するとさらに保険に入ることを勧める画面に、さらに拒絶するも最後の確認、これには笑いました。ともあれ無駄なものはすべて拒否した結果、最終的な価格は安くなったものの、やはり他の航空会社と数字上だけの比較はできません。

 そのうち航空会社にも「明朗会計」と表示するところが出てくるのでしょうか。日本でも随分、意味不明な料金体系が減ってきたように思います。最近では「消費税込の表示」の義務付け(総額表示義務」といいます)が挙げられます(消法63の2)。冠婚葬祭業界も、昔はいくらかかるかわからない世界でしたが、最近は随分と改善されています。寿司屋の「時価」に至っては、もう何やねんという感じです(笑)。

 このような変化は、法令による義務付けを除き、明朗会計のほうが供給者にとってもメリットがあるということを意味するのでしょう。

 Barでも以前ほど「ぼったくり」という言葉は聞かなくなったものの、いまでも一見で入るには、それなりの心構えがいります。

 ちなみに私は居酒屋のお通しには納得いかないのですが、Barのチャージは受け入れています。その理由は…、お酒をあまり飲まない私の場合、当然飲むペースも遅く、むしろチャージがないお店の場合は気がひけるからです(^^;;

 実は私はお酒がほとんど飲めません。というと、私を知る一部の人は「それなりに飲むやん!」というかも知れません。こちらも正確に言うと(明朗記載?)、お酒に弱いことは弱いのですが、全く飲めないわけではなく、「お酒」という一括りで一括表現できないのです。つまり種類により異なりますし、「飲めない」のと「飲みたくない」のと「美味しいと感じない」というのは、微妙にそのニュアンスが異なります。これを機会に以下のように整理してみます(本日現在の状況)。

 日本酒…ほとんど飲めない、飲みたくない、美味しいと感じない
 ビール…あまり飲めない、時々一口欲しくなるが一滴飲むと後悔する、不味い!
 焼酎…少し飲める、飲んでもいいかなと思うことがある、美味しいとは感じない
 梅酒・ゆず酒…飲める、時々飲もうと思う、美味しいと感じることがある
 ウイスキー…少し飲める、飲もうとは思わない、美味しいとは感じない
 赤ワイン…飲める、稀に飲もうと思うときがある、美味しいと感じない
 白ワイン…飲める、飲もうと思うときがある(ドイツの白など)、取り立てて美味しいと感じない
 ブランデー…飲める、時々Barなどで飲む、Hennessyが好き
 カクテル…飲める、よくBarなどで飲む、PIMMやDITAベースのロンググラスが合っている
 バーボン…これ最悪、祇園で潰れて以来トラウマ、飲みたくないとかそういうレベルのモノではない

 という感じです。ちなみに泥酔すると、異常なほどハイテンションだそうです。学生時代はいろいろと面白おかしなことをしでかしました…。

 

 このカクテル、「レインボー」といいます。これが飲める当地のお店を探し中です。

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 追記です。タイガースの応援の時の、特に中盤に1〜2点リードしているときのビールは(何故か)美味い(^−^)!タイでは、シンハやチェーンを時折買って飲むことがある。マティーニは何がダメかというと、お酒じゃないんだ、オリーブがダメなんだ!(ある人への訴え)