初「秋吉」、しかしなぜ福井で有名なのか?

 一昨日18日は、大学と地域企業が交流するイベントがあり、午後より商工会議所にいました。京都にいた時も会議などで頻繁に商工会議所を利用していましたが、京都のものは相当年季の入ったものでした。それに比べると、福井の商工会議所ビルはかなり綺麗な建物です。

 さて、その帰りに、学内の先生方と飲みに行こうということになり(その場の懇親会でも少し飲んでいましたが…)、はじめて「秋吉」という居酒屋に行きました。いろいろな人から「もう、『秋吉』はいったかい?」と聞かれることが多いため、「そんなに有名なものなら、一度は行ってみたい」と思っていたのですが、行ってみると確かにすごい人気です。福井駅前のお店では、帰るころには人が何組も待っていました。

 個人的な感覚的として、福井のお店は首都圏や関西圏に比べて顧客回転率がかなり低いと感じています。全体相場として価格は高めなので、収益率は地域相対的にやや低い程度だと思います。しかしこの「秋吉」というお店は違います。関西圏のお店の収益構造に似ています(あくまで個人的判断です)。

 お酒の味に大きな差異を見出すことは難しいし、焼き鳥もこれといって特別に美味しいというほどでもありません。お店の顧客1人あたりのスペースも狭いのですが、価格が安くて(大体、焼き鳥が5本セットで300円前後)それなりに美味しいという感じです(くどいようですが、あくまで個人的な感想です)。市場均衡点より価格が低く、超過需要が発生しているパターンは、福井では極めて珍しい(関西では日常茶飯事ですが)と思います。

 
 (焼き鳥自体は、小さめです。というか、これは牛ロース、つまり焼肉なのですが…)

 何はともあれ、楽しい時間を過ごすことができました。

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 ちなみに2週間ほど前、大学近くの「8番らーめん」に、工学研究科の先生と行ってきました。日本の8番らーめん」は初の入店です。以前に大学の職員の方からもおいしいという情報をいただいていたので、行かねば!と思っていたのですが、なかなか行く機会がなく、このたびやっと行けました。価格は平均的ですが、野菜たっぷりで私好み、おいしかったです!この8番という名前は国道8号線からとったそうです。

 私がはじめて8番らーめんを食べたのは、数年前、タイのバンコクでです。1週間以上、現地に研究出張に行っていたとき、さすがに日本食が恋しくなり(日本食なのか?)、サヤーム近くのお店に入った覚えがあります。そのときはまさか国道8号線に関係している名前だとは思いませんでした。当地に来て8号線近くに住んでみると、なるほど納得です。

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 昨日は京都で仕事があったのですが、帰りに「サンダーバード」が20分ほど遅れました。前を走っていた「しらさぎ」がシカを跳ねてしまったそうです。動物にとっては、あとからやってきた人間が鉄道をつくって、おまけに轢かれてしまっては、えらい迷惑な話でしょうが…なんかシカに申し訳ないですね。

 ちなみにサンダーバードでは、福井-京都間は80分で移動できるのですが、気を付けないと湖西の強風で湖南、湖東まわりに経路を変更することがあります。そうなると20分遅れどころでは済まされません。自然には逆らえないものです…。