中国人が外交に強気な理由(わけ)!?

 1日、今日は北京は少し寒さが和らいでいます。天気も良かったので、「鳥の巣」を撮影しました。

 
 (2008年オリンピック会場となった「鳥の巣」)

 この日は北京市の郊外にあるアウトレットモールや北京駅近く天壇の横にある紅橋市場を見てまわりました。年末に韓国ソウルの物価を見ているだけに、中国、特に北京の物価に関しては安いと感じることは少ないです。むしろブランド品などはアウトレットモールであっても靴などが日本円に換算して7〜8万円もするものがあり、日本の正規店で購入しても変わりません。

 
 (北京市郊外、北東部にあるアウトレットモール)

 インターネットで事前に調べていた情報では、市内から出ている無料シャトルバスがあるということで、行きはそれを利用しました。しかし2010年12月30日になんと一気に地下鉄が5路線もオープンしたらしく、この郊外のアウトレットモールにも新たに地下鉄15号線の駅ができていました。帰りは地下鉄で帰りました。

 
 (開通したばかりの地下鉄15号線の駅、アウトレットモールへは地下鉄で来れるようになりました)

 北京の地下鉄は一部の路線を除き、とても混雑しています。東京メトロの朝のラッシュが終日続いているような感じです。中国は国土も広ければ、人の多さも半端ではありません。

 まず乗り降りに一苦労します。乗るときは、並ぶということがほとんどなく、地下鉄のドアが開くと降りる人にお構いなく一斉に人が乗ってきます。また降りる場合、新たに乗ってくる人だけでなく、同じ車両に乗っている人にも気を付けなければいけません。それはドア付近にいる人が、降りる人のために「いったん列車から降りる」ということを断固としてしないからです。つまりその人々の隙間を縫ってドアまでたどり着き、新たに乗ってくる人を避けながら降りなければいけません。この地下鉄の乗り降り、4日目にしてやっと慣れてきました。

 最初はこの地下鉄の乗り降りに関して、「困ったなぁ」と思っていましたが、どうやら中国人なりの流儀というか、決まりごとのようなものがあるようです。降りたいときは、ドア側にいる目の前の人をツンツンとつついて、何やら「次降りるよ」みたいなことを言います。するとつつかれた相手は「ウィ」みたいな反応を示します。するとドアが開いた瞬間、この二人がうまい具合に入れ替わります。

 この合図をみたとき、いままで単に「マナーがなってないなぁ」とか「困ったなぁ」とか思っていた中国人の行動への認識が間違っていることに気づきました。自分たちが気づいていない中国独特の流儀があることに気づいたわけです。もしかすると、地下鉄に乗るときに並ばず割り込んでくるのも、何か彼らなりの決め事があるのかもしれません。

 とすれば、中国との外交に関しても回りくどい方法ではなく、ツンツンとつつく感じでストレートに言えば、意外に「ウィ」みたいな反応を示すのかもと思いました(そんな訳はないかw)。

 ただ市場での売り子さんたちには感心しません。紅橋市場に行ったのですが、市場の中を歩いていると、いきなり売り子さんが腕をつかみ離してくれないのです。またあるお店では、100元とか言ってきて、最終的には30元とか言うのですが、それでも買わないとまだ下げるからと、しつこく押し売りをして帰してくれません。そもそも最初の価格は何やねんということですが…。ここも外交に強気なところと共通するものがあるのでしょうか。

 この日の夜はホテルの近くの「蜀料理」のお店に入りました。昨日の西蜀料理に続き、また蜀です。

 
 (このお店に入りました!)

 食べたものはカボチャの揚げ物や、どでかいパイ餃子のようなもの、そして…ナマズ?でしょうか。適当に魚の欄を注文すると、目の前に大きなバケツを持ってきました。覗いてみると活き活きとしたナマズらしき大きな魚が…。そしておよそ30分後、こんがりとした姿で現れました^^;;

 
 
 (出てきたのはこのお魚、動いていたときはグロテスクでしたが調理されると意外においしそう!)

 市場ではとても苦労しましたが、今日もなんとか無事にホテルに戻って来れました(^^;;

 
 
 
 (夜景がきれいなホテル周辺(オリンピック公園)、ちなみに新年になっても北京ではクリスマスをやっています…、そういえば昨年末に上海に行ったときもクリスマス後にもツリーがお店に飾ってあった…)

 明日は盧溝橋などの歴史に関係のある場所や、別の市場に行ってみたいと思っています。