改札のないカナダの鉄道方式を「えちぜん鉄道」に応用する提案

 福井にも随分慣れるとともに、なんとなく感覚がつかめてきました。そして今の職場にも慣れたといいますか、何かに追われているわけでもないのに、今日も研究室に来ているぐらい、この場所がかなりお気に入り状態になっています。最近は家に帰れば、お風呂と睡眠、そして寝る前と朝起きてすぐの若干のオンゲーの設定のみになっています。もともとテレビも見ないほうなのですが、こちらは民放2つのみということで、さらにテレビとは縁がなくなり、家にいてもやることがないわけですw

 この福井にきて思ったことがあります。こちらには「えちぜん鉄道」という第三セクターが運営する鉄道があります。京都にいた時の癖で、「駅前のほうが絶対便利」という勝手な思い込みで、住居を駅前にしたわけですが(しかし車通勤w)、なんとほとんどの時間が無人駅。駅といってもバス停みたいな感覚です。しかも空いている。首都圏や関西のようなラッシュがない、つまり当たり前のように経験したあの寿司詰め状態なんてこちらではありえない訳です(といっても、あまり電車を利用するほうではなかったのですが)。

 さすがに最初は「なんじゃこりゃぁ(><)」と思ったわけですが、ある先生に聞くと今はこの鉄道、黒字経営だそうです(過去には別会社がやっていて、そのときは赤字だったそうですが)。

 そこで思いだしたわけです。「あ、この労働力が少ない鉄道経営って、カナダの鉄道経営に似ているな。」と。実は本日現在、私が使っているプロフの写真は、昨年、カナダで学会発表をした際に撮った住宅街「ロイヤルオーク駅」近くのものです。この近辺の風景がお気に入りだったので使っているのです。

 
 
(私のお気に入り地域の1つ、ロイヤルオーク!他のお気に入りには、マンハッタン、バンコクのハッピーロードなど)

 で、話を元に戻して、何が似ているかというと、カナダのこの鉄道には改札がなかったのです。駅に入ると、自動券売機があります。切符を買います。ホームのほうに歩くと、ある場所から有料ゾーンに入ります。線が引いてあるわけです。「そこより中に入るなら、切符をもっててね!」ということです。電車に乗ります。目的地で降ります。以上。

 
 
(こんな電車、結構、本格的でしょ^^)


 要は改札でのチェックがないわけです。究極の人件費カット?が目的なのか、そういう文化なのかはよくわかりませんが、これって我々日本人から見ると「ウホッ?」でしょ?もちろん時たま警察官(駅員じゃないw)が電車に乗り込んできて、切符の抜き打ちチェックをします。切符をもってなければその場で即逮捕ですw

 えちぜん鉄道は、無人駅では先頭車両の一番前で乗り降りして、運転手さんに切符を渡すのですが、もし人件費的な面での無人駅処置であれば、このカナダの鉄道方式もいいんじゃないかな?って思います。この方法であれば乗客が増えた時の対応もばっちしです(^−^) そして抜き打ちチェックは、出来高完全業務委託制にしてしまえば完璧です。

 国際間の流行のタイムラグを利用するタイムマシン経営ではないですが、いかがでしょうか。