That's what I wanted to tell you. -学生の高いポテンシャルと授業の感想に涙。


(先週はタイの地方、ランパーン県で馬車に乗せていただきました。写真撮影数時間後にお土産でこの額を頂きました!)

 馬車に乗るために行ったのではないのですが、同地と言えば馬車が観光の一つとなっているようです。訪問した相手方のご厚意で、なんと本学関係者3名と通訳の方用に馬車を用意してくださり、学校を出て市内をぐるっと回っていただきました。

    
 (日の丸で歓迎されると嬉しいものです。)
    
 (打ち合わせ後に馬車で、街の中をまわります。)
    
 (最後は街の賑やかなお店で音楽を楽しみます。)

 もちろんお昼にきちんと打ち合わせをしています(笑)。今回は水曜夕方にバンコクに到着し、バンコクの後にランパーン県、土曜にバンコクに戻り、深夜にバンコクを発つという、毎日があっという間でデスクワークをする時間が皆無でした。(他の締切ものや用務が進んでいない言い訳ではありま…ぁ…す。)

 さて昨日で、後期の経営学概論の授業も15回目でした。この科目は試験はなく、レポートで評価しますので、最後の授業です。

 提出されたリアクションペーパーを読んで、思わず涙が出ました。「独占や資金調達はゲームを通して学べてよかったです。」という、私の研究にも関係するゲームを用いた授業の効果の感想ももちろん嬉しかったです。
 何より地域課程のこの授業を、今年から持たせていただいたので、自分の好きなようにやらせていただきました。経営学を一通り教えていく中で、どうしても各論多岐に渡りがちな内容に対し、自分の中で15回の授業を通じ、これだけは一貫しようと定めた経営に対する考え方を、次のように見事に受け取ってくれています。受講生の高いポテンシャルに、涙が出るくらい感動したのです。
「この授業を受けて、私は正直、経営学は難しいと思った。しかし商品を売るためには、どのような戦略であればより多くの人に伝わり、売ることが出来るのかを考えるのは、面白いと感じました。自分が企業に就職することになれば、様々なアイデアを提案できたらいいなと思いました。」
経営学の授業を受けてみて、新たな発見が多くあり、とても興味深い分野だと思いました。特に感じたことが、私たちは固定概念などに縛られているということです。人とは違った視点から考えてみることは、とても重要だと思いました。」
「授業を通して感じたのは、経営とは考え方だということだ。また市場としてだけでなく、考え方という点でも海外を知ることが大切だとわかった。」
「この授業全体を通じて、小中高校では習わないような話が聞けて、感心するばかりでした。自分の知識がすごく豊かになったように感じます。」
 ただ経営学を教えるのであれば、教科書通りにすすめればいいのですが、10年近く会社を経営してきた経験を常に織り交ぜながら話し、教科書内容の概論+αを目ざした後期の科目でした。