The storm of the market in a quiet day ? - バネを使ったように、押した、そしたらジャンプした日経平均


(当地も桜が見ごろの季節です。本学東門にて)

 私は季節の挨拶で使う季語が大好きなのですが、桜花爛漫、花の便り、春たけなわ、春のよそおいと、どの春の挨拶をとっても、とても心が和む時期になりました。福井の冬は長かったです、まだ朝夕は暖房が欲しいのは事実なのですが(^^;;

 学内を歩くと桜が綺麗です。
    
 (学内の桜です。本日夕方、東門にて)

 比較するまでもありませんが、やはり先月末のタイの花は桜ではないようです(笑)
    
 (俗にタイ桜なんて言われているようですが、花弁を見ると桜ではありません。3月末、タイの314号線にて)

 そんなほのぼのとした1日でしたが、マーケットでは大波乱といいますか、大きく下げて、ものすごく上がった日でした。日経平均は、前の日の終値12,362.20円に対し、12,188.22円ではじまり直後に12,075.97円まで下げ、その後前場後場前半も低空飛行、しかし14時前のある出来事がきっかけで、なんとそこからほぼ500円upのジェット噴射、前日比+272.34円の12,634.54円で高値引けをしています。

 ある出来事とは、もちろん日本銀行による本日の金融政策決定会合です。量的・質的金融緩和の導入に市場は「超驚いた」模様です。日本の記事では、会合での合意内容の事実がさらっと書かれていますが、ロイターの記事を読むとどう市場が感じたかという意味で、そのインパクトがわかりやすいです。(4月5日注:昨晩から今朝にかけて日本のメディアもワサワサ言い始めましたね^^)

 The dollar rose more than 2 percent against the yen after the Bank of Japan took surprisingly strong easing steps on Thursday, (中略)
 "The measures announced overall were bold, and more than what had been expected," said Hiroshi Maeba, head of FX trading Japan for UBS in Tokyo.
 By Richard Hubbard, LONDON (Reuters) より引用

 政権が戻ってから、英字ニュースではBOJという略語をよく見ます。最初は研究分野柄、BOI(タイ国の投資委員会)かいなと思いきや、違って我が国の日銀のことですね。良く見ると最後の文字が曲がっている(笑)もしかすると時期によってはECB(European Central Bank)より多く見るときも。この時期に限らずBOJもECBくらい世界市場で存在感があればいいのですが…。

 さて先の記事を読むと、市場では想定外の(良い?少なくとも日本の証券市場では)インパクトだったようです。ふと為替に目をやると一気に1$93円台から95円台です。円安進行もジャンプしたような格好です。そして日経平均先物は先ほどイブニング取引(大証)にて13,000円を回復とのこと、外の春のほのぼのとは異なり、今日のマーケットは遅めの春一番が吹いたようです。

 冬の間は葉を落としていた私の居室のパキラですが、春ということで、今年も忘れることなく新芽(といいますか芽はあるので、新葉かな)を出してくれました。元株(親)、挿し木組2つ(子どもたち)とも冬を乗り切ってくれました!今年の成長も楽しみです。

    
 (左は元株(親)、右は挿し木組2つ(子)、根と茎が残ればまた成長してくれます)