ドラクエⅩ(目覚めし五つの種族)のβテスターに当選!

 期間限定かと思いますが、Google Mapがドラクエのマップ化しています(グーグルマップのトップ隅にある「ぼうけんをする」ボタンをクリックすると、世界地図が昔のドラクエ地図に変換されます。京都を見てみると、鴨川の高野分岐や大文字、金閣寺までドット絵で描かれ、詳細に記載されている程の手の込みようです…)。

 さて、一昨日にスクウェア・エニックス社から「『ドラゴンクエストⅩ(目覚めし五つの種族)』のベータテスターに当選した」とのメール連絡がありました。

 
 (どういう理由で選ばれたのか、またなぜこの時期かはわかりませんが、素直に喜びましょう)

 このβテスターの権利(スターターキットと登録ID、パスワード情報等)は、先日、楽天オークションに出品されて16250円で落札され、話題になりましたね。いずれ製品版が出るにもかかわらず、このようなプレミア価格でβテスター権利に価値がつくというのは驚きでした(もしかすると落札者は純粋なゲーマーではなく、ライバル社等による分析や研究が目的なのかもしれません)。

 昨日夜にスターターキットが宅配されてきて、今日、早速はじめてみました。ゲームデータのインストールに40分、バージョンアップにさらに40分、この時間はパッケージインストール型のオンラインゲームの宿命です(これがあるからタイムリーなアップデートが可能ですしね)。

    
 (左/ゲームを始めるまでが長いものです。右/しかし待機を示す砂時計がスライムなので良しとしましょう)

 「ドラゴンクエスト」は1986年にファミリーコンピュータ用のゲームソフトとしてエニックス社から第1作が発売されました。RPGロールプレイングゲーム)のさきがけです。1988年の「ドラクエⅢ」発売時には発売自体がニュースで話題になるほか、徹夜の行列で買い求める人々など、日本で一大ブームを巻き起こします。その後、バブルの絶頂期を超えても人気は続き、失われた90年代を、ライバルソフトであったスクウェア社の「ファイナル・ファンタジー」シリーズと共に歩みます。エニックス社の「ドラゴンクエスト」、スクウェア社の「ファイナルファンタジー」はRPGの双璧を築きながら、そのブランドを確固たるまでにします。

 その後の大きなニュースは2003年の、スクウェア社とエニックス社の大型合併でした(スクウェア・エニックス社に名称変更、存続会社は、エニックス社)。デジタルゲーム産業界において、当時主流だったともいえるRPGを牽引する2大企業の合併は、同産業全体に大きな衝撃を与え、産業内企業再編の引き金になりました。

 さて、そのような歴史をもつ同社の2012年内発売予定の「ドラゴンクエスト10目覚めし五つの種族)」ですが、前評判は散々でした。同ソフトがオンラインゲーム化されると発表されるや、同社の株価は急落、「ワザと破滅の道を進んでいるとしか思えない」という海外からの酷評ぶり。→過去のブログへのリンク「ワザと破滅の道を進んでいるとしか思えない!?」

 しかしこのたび少しプレイしてみた感想は…、「想定外に面白いよ、これ!」というものです。何事も変化が起きるときは、変化を好まない意見が大勢を占めるもの、しかしそういうものほど、ヒットすればその反動と見返りは大きいものです。同社および日本におけるMMO-RPGの今後の成長がとても楽しみです。

(参考ですが、私が兼任で担当する大手前大学のeラーニング授業「ITビジネス論」ではオンラインゲームのビジネスモデルについて解説した回があります^^。それだけで1回分の授業を作った熱の入れよう?でした。笑)
(プレイ画像(SS)をUPしようと思ったのですが、スクエニ社によるとβテスト期間中のプレイ画像のUPはご遠慮くださいとのことですので、止めておきます。とても美しい風景でした。)