国の象徴は国旗、学校の象徴は校章!

 学部のキャリア教育の授業では、自分が所属する組織の発展にも目を向けるようにしています。その意味で(思想の強制とかではなく)愛校心や愛国心という言葉の意味を知ることも重要です。

 先日は、日本の各大学の校章を紹介し、それぞれに込められている想いや、その形の意味を紹介しました。他大学の校章に込められた意味を理解し、自分の大学の校章の意味も理解すること、まずはそこをスタートとしました。

 次に日本の国旗である日章旗の歴史、古代の自然崇拝・精霊崇拝時代の太陽を信仰の対象とした起源から、聖徳太子の「日出処天子…」で始まる手紙、飛鳥時代末期に国号を「日ノ本」と命名、さらに秀吉の時代から朱印船貿易にて日の丸が用いられ、鎖国が解かれたのち1859年には江戸幕府日章旗を「御国総標(みくにそうじるし)」としたこと、また戦後しばらくはGHQによって日章旗の掲揚が禁止されたこと、沖縄の人々にとっての「日の丸」は本土復帰への大切な想いがこもった存在であったことなどを確認しました。

 1999年には「国旗及び国歌に関する法律国旗国歌法)」が公布、施行されていますが、意外にこのことを知る学生は少ないものです。また「思想の強制だ、自由の侵害だ」などと述べて国旗掲揚を拒む「公務員」が未だにいる現状は理解しがたいものです。公務員の身分を持つ以上、国旗の掲揚、国歌の斉唱は適切に執行せねばなりません(会社員であれば、自分の組織である会社の方針に背くことは懲戒処分然りです)。ちなみに前段落のような、古代からの続く日本人にとっての日の丸の起源と歴史、その意味をきちんと理解できていれば、日章旗掲揚が侵略の象徴とかという極めて「すっとこどっこい」かつ「残念な」主張をする人は出てこないでしょう。

 少し話が横道にそれましたが、このようなことから、グループワークとして12のグループに分け、自分たちが所属している「日本国」「福井県」「福井大学」という、国家と地域と組織の特徴を分析し、創造力を活かして、新しい大学のシンボルマークを作ってもらいました。もちろん今の校章は存在し続けることを前提としての話です^^

 次週に、その12のマークの人気投票を行います。選出されたものを、ここにまたアップロードする予定です。

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 今、私の部屋で順調に育っているパキラですが、一つ困っていることがあります。それは私が良かれと思って、コーヒー豆の残りカスを土に混ぜていたのですが(実際に良いとされます)、その土からカビのようなものが出ていたのです。

 
 (コーヒー豆のカスは捨てずに土に混ぜると、栄養として良いらしいです)

 そのような中、先日、ある経営学の(というか、キャリア関係ともいえる)授業の休憩時間に、工学研究科の大学院生と話をしていました。すると本人は「腐朽菌の研究」をしているといいます。

 「この学生に聞けばちょうどいい」と思い、カビの対処法を聞きました。するとその学生曰く「カビにも様々な種類があります。またカビはどこにでも少なからず存在します。それはコーヒー豆の栄養目当てで発生していて、木を腐らせるものでないなら、そのままでも問題ないと思います。またどうしても気になる場合は、取り除くか、もしくは火で土をあぶれば、ほとんどの菌は死滅します」とのことでした。

 パキラは危なげなく今でも順調に成長しています。ですので見える部分だけ取り除くことにしました。これから冬ですので、水は少な目、屋内で冬を越すようにします。例の赤波長のLED照明(家庭用植物工場ミニプラント)が欲しいなぁ…。

 大学は知の集積という意味でも、本当にありがたい場所です^^

 
 (ますます成長します。新しい植木鉢が必要かも…。というか本も整理しなければいけませんね…)

 ちなみに今年4月はこんな状態でしたよ(↓4月15日のブログ)
 http://d.hatena.ne.jp/entrepreneurship_education/20110415/1302835081